STVラジオ 番組審議会


●番組審議会とは、放送法で「放送事業者は放送番組の適正を図るため、放送番組審議機関を置くものとする」(放送法第6条)と設置を義務づけられた機関です。
●株式会社STVラジオでは、ほぼ毎月1回ずつ年10回、番組審議会を開催し、放送番組の内容や放送に関する問題について審議が行なっています。
●番組審議会でのご意見は、STVラジオで毎月最終日曜日 朝5時30分〜5時40分放送の「ハイ!STVラジオです」でもご紹介していますのでお聴きください。

令和六年度第7回番組審議会議事録

1.開催日時

令和6年11月28日(木)
午後4時00分から午後4時50分

2.開催場所

札幌テレビ放送会館 アネックス7階 A会議室

3.出席者

 委員数   6 名
[出席委員]  6 名
 福津 京子  委員長
 木林 尚稔  副委員長
 向原 悟   委員
 野口 詩穂子 委員
 八重﨑 聖子 委員
 小川 博史  委員

[会社側代表] 2 名
 橋本 秀樹  代表取締役社長
 宮野 聡   取締役編成制作部長
                            
[事務局]    2 名
 杉本 修   放送審議室長
 佐藤 文宣  書記

4.議題

(1)「吉川のりお スーパーLIVE」
   (11月8日(土)17時30分から19時00分 放送分)

5.議事の概要

令和6年度第7回番組審議会は、11月8日(金)に放送された『吉川のりお スーパーLIVE』について審議され、各委員から以下のようなご意見、ご要望を頂きました。

●番組が放送される17時半から19時という時間帯が帰宅途中の車の中で聴いたり、夕食の支度をしながら聴いたりという「ながら聴き」をしている方が多いと思います。その中で気象情報や道路交通情報、ニュース、イベント情報などの実用的な内容が盛り込まれておりましたし、また、クイズとかリスナーの晩ご飯紹介など肩のこらないコーナーまで、結構バラエティに富んでいるなという印象で私は飽きずに聴くことができました。
 数字を切り口にニュースを紹介する「今日の数字」では、ホッカイドウ競馬の馬券販売の金額が取り上げられ、ネット販売が500億円超えということに、競馬の世界も時代とともに変わっているんだなというのが分かって、とても興味深かったです。その中で、吉川のりおさんのお知り合いが北海道に来ると、「日高に連れて行ってほしい」と言われるというエピソードが紹介されていて、競走馬の美しさというのも観光資源なんだなというのが分かったりして、そういうちょっとしたエピソードがあると、ニュースがすごく身近に感じられるなと感じました。
●「今日の数字」は、いろいろなトピックがある中で、アルフィーの高見沢さんの70歳の話題になったのを単純に知りたいと思ったのと、その選定方法はどういうふうにお考えなのかなということを聞きたいなと思いました。高見沢さんの話題であそこまで話を広げられるというのは正直すごいなと、面白く聴けました。
 「お宅の晩ご飯」はちょうどお腹の空く時間帯ですので、家に帰ってからの夕食が楽しみになるようなコンテンツだなと思いました。これを聴いて夕食の献立の参考にする方々もいるのかなと思うと、もっと時間帯早めでもいいのではないかなと感じました。よその家の状況を単純に知りたいという欲求があるのかなと思ったので、コンテンツとしては極めて強いのかなと、非常に楽しく聴かせていただきました。
●吉川さんと田村さんの掛け合いが良かったなと感じました。オープニングトークの際に、高校生の頃の田村さんが吉川さんとお会いしていたみたいな話があって、そういう方々が今一緒にお仕事しているというのは、今時の言葉でいうと「エモいな」という思いで、何か素敵な縁だなと思って聴いていました。
 クイズのコーナーは、田村さんの解答がガチなのかボケなのか天然なのかがちょっと分からず、二人とも全問正解よりはバランスがとれていいのかなと思って聴いていましたし、吉川さんのツッコミも程よくて、それも含めて楽しく聴かせてもらっていました。
●それぞれのコーナーで、内容を絞って丁寧に伝えていたかなと思って、よく理解できたという印象です。朝の番組ですと、情報をたくさんトピックで入れて伝えるんですけれども、夕方ですから、このような内容でいいのかなと思いました。また、お天気も金曜の夜ということで、週末の情報がしっかり流れていましたので、予定の計画ですとか変更が運転しながらできるという印象がありました。
 数字のコーナーについては、ホッカイドウ競馬、タイミー、アルフィーと、広範囲にわたっていまして、他ではなかなか取り上げないような、あえて選りすぐりの項目なのかなと感じています。こうやってどこの情報番組を聴いても同じ情報というよりは、こういう情報で切り口を変えて聴けたことがかえって新鮮に感じたという印象です。
●印象的だったのは、田村さんは元々ランラン号をされていて、天気や道路情報のコーナーで「峠の情報、もうちょっとどうでしょうか?」みたいな形のやり取りが非常にうまいというか、今まで聴いた中で一番聴きやすかったと思うので、自分が運転していたりとか、自分がインタビューをしていたとか、そういう経験が生かされているのではないかなと思って聴いていました。
 田村さんの「今夜もみなみ風」というコーナーで終わるところなんですけれども、ここで一気にバックの音楽も変わって、終わりを告げるようなゆっくりとしたトーンに変わるんですよね。最後はレバンガのリポーターの話でしたけれども、そこは田村さんがコートに降りて、レバンガグリーンに囲まれている内容を下から見上げて感動したという話があって、情景が私も見えるような感じがして、終わった時に少し余韻が残るような形ができたので、これも良かったと思っております。
●吉川さんは野球解説がすごく良かったです。石川柊太選手の争奪戦の話が出ましたけれども、すごく野球オンチな私は、こういう時期にこういう話が出るたびにハテナマークがいっぱい付きつつ聴いている内容だったので、吉川さんの解説がとても分かりやすくて良かったな、さすがだなと思いました。
 気象協会のコーナーは、田村さんと気象協会の谷内さんの掛け合いが自然でとても良い感じで、「なんだろう?この良い感じ」と思って聴いていました。気象を伝えるコーナーは他にもたくさんある中でそう感じたのは、私はお二人の相性の良さというのがラジオから伝わってくるのかなと思ったんですけれども、ランラン号のご経験がきっと相手のお話を引き出したり、ただの気象情報で終わらない、何となくお二人との親近感を感じて気持ちよくお話している感じが、ほかの気象情報よりもとても心地良く聴けたなという、ここも私は印象に残っています。


続いて、12月と1月の主要単発番組とイベント等の説明、聴取者からの声の報告等がなされ、令和6年度第7回番組審議会を終了しました。
次回の令和6年度第8回番組審議会は、令和7年1月23日(木)に開催を予定しております。

過去の議事録