どさんこ100年物語〜オホーツクの薄荷
2024年8月28日(水)
どさんこ100年物語〜オホーツクの薄荷
100年以上もの歴史を紡いできた生業、その積み重ねられた年月に語り継がれるべき物語を紐解いていく新シリーズ「どさんこ100年物語」。今回は、かつては世界の7割を生産した北海道の名物・薄荷(ハッカ)の知られざる物語に迫りました。
北見ハッカ記念館
まずは明治30年代には本格的な栽培が始まっていたという北見の“ハッカ記念館”へ。
乾燥した薄荷から採れる油の量は、わずか1.5〜2%ほど。かつては北見市内の工場がフル稼働し、世界に向けて輸出されていました。現在はその跡地に立つ記念館とともに当時つくられた様々な品種の薄荷が、ひっそりと残されています。
乾燥した薄荷から採れる油の量は、わずか1.5〜2%ほど。かつては北見市内の工場がフル稼働し、世界に向けて輸出されていました。現在はその跡地に立つ記念館とともに当時つくられた様々な品種の薄荷が、ひっそりと残されています。
オホーツクに広まった薄荷のルーツは遠軽、そしてその隣町・湧別へと歴史を辿ることがわかりました。地元の“遠軽町郷土館”を訪ねました。
遠軽町のシンボル“がんぼう岩”に見守られるように広がっていた薄荷畑。その栽培のはじまりを記した明治時代の記録が残されていました。
今回、薄荷を栽培していたという屯田兵のご子孫に、お話を伺うことができました。
薄荷のルーツを辿るうちに、100年以上前から紡がれてきた、始まりの地の薄荷に出会うことができました。