KANのロックボンソワ

第972回『4週ぶりのKANのボンソワ/英祐一・リトアニア・JUMP de セロリ!』

2023年8月26日(土)

第972回『4週ぶりのKANのボンソワ/英祐一・リトアニア・JUMP de セロリ!』

はぁい、4週間のご無沙汰、失礼いたしました。スキマスイッチ、
ジョンB&ザ・ドーナッツ!、ケイタクと、たまたまですが、
コンビの代パーにたすけていただいたこの4週間、皆さま、
お楽しみいただけましたでしょうか?
今週は久しぶりに私KANがこの【ロックボンソワ】、
単独で喋らせていただきます。うれしいです。
皆さまからのメール・リクエストなどを交えながらの1時間、
よろしくおつきあいください。

M1. 東京熱帯SQUEEZE / KAN < Gleam & Squeeze < 2001

「トマトのレモン寝かせを作っている」とメールをいただいたのは、札幌市の
ボンソワネーム“まゆこ”さん。リクエストもありがとうございます。たまたま
ですが私もほぼ同じようなものをここんとこよく作ってます。プレミアム
ネーム“みさきかよ”さんからもいただいていたリクエスト曲は、2001年の
ラップ作品。メロディパートを歌っているのはStardust Revueの根本要さんと
光田健一くん。ガットギターのソロはSomething Elseの伊藤大介くんに弾いてもらいました。

M2. スーピドンアブラ / 武田英祐一 < 歌とバンドとえいすけいち < 2023.08.08

江別が産んだ魂のロックンローラー・武田英祐一くんの新作アルバムからの
「ひねくれた愛の呪文」を。3週前はスキマスイッチのおふたりにも1曲OA
していただきました。とてもおもしろいアルバムです。
ぜひお聴きいただければと思います。

【世界の国歌】のコーナー

M3. Tautiška giesmé(リトアニア共和国国歌) / 新日本フィルハーモニー交響楽団 指揮:小澤征爾

「お嬢さんがリトアニアの大学に2週間短期留学する」とメールを
いただいたのは、大分の“せんぼん”さん。私も2001年に1度だけ、
首都・ビリニュスを訪れたことがあります。また、ここ数年一緒に演奏する
機会をいただいた“オーケストラ・アンサンブル金沢”のコントラバス首席奏者、
ダニエルス・ルビナスさんは、リトアニアの方です。
というわけで、久しぶりにこのコーナーやってみたいと思います。
<リトアニア共和国>
面積:6.5万m2(北海道の約5分の4)
/人口:281.1万人
/首都:ビリニュス
/公用語:リトアニア語
/通貨:リタス
/主な宗教:カトリック
/通貨:ユーロ
<国歌>
Vincas Kudrikaさん作詞作曲。タイトルの発音は「タウティシュカ・ギエスミ」、
和訳は『国民賛歌』。1919に国歌に採用されましたが、ソ連編入後の
1950年に採用終了。ソ連からの独立後の1990年に再び国歌として
復活しました。

【押し入れミュージック】
私の家の押し入れのCDライブラリーから選曲するコーナー。

M4. JUMP / Van Halen < 1984 < 1984

洋楽は2巡目の「H」から。イントロの1小節=わずか2音だけで、
どうあれこれほど鷲掴みにされるフレーズは他にないでしょう。
逆にメロディは?というと、“JUMP!”という叫び以外、あとはまったくと
言っていいほど印象的ではないんですよね。そういう意味でも、
ある意味・逆に・ある反面、ものすごい曲だなぁ、と思ってます。

M5. セロリ(Live) / 山崎まさよし < ONE KNIGHT STANDS < 2000

2020年11月28日(土)の大阪城ホール、そんな時期の真っ只中で
ありながら、50%設定の有観客で敢行されたライヴイベントは
【スキマとYAMA-KANのスイッチオン!】。
スキマスイッチとYAMA-KANそれぞれのサポートバンドがいるにもかかわらず、
あえてオープニング=1曲目は、スキマスイッチとYAMA-KANの4人だけで演奏しよう、
という提案が山崎まさよしくんからあり、この中の誰かのオリジナルか
有名洋楽かいろいろ意見を交わし合い、山崎くんの『セロリ』と、Van Halenの
『JUMP』の2曲が残利ながら話し合いが煮詰まっていったので、「よし、じゃ、
それ1曲にしちゃおう」と思い立ってゴリ押ししたのは大方の予想どおり
この私です。
山崎くんがドラム、シンタくんがベース、大橋くんがシンセサイザーで、
私はギター、という編成で演奏した『JUMP de セロリ』、
うん、なかなかでしたよ。
ちなみに、本番で私が弾いたエレキは秦基博くんからお借りした
ストラトキャスターです。
そんなこともありました、ってことで、デビュー5周年時に
発表された初のLive Albumからこの曲を。

M6. 涙の夕焼け(demo) / KAN < 1995

今日と同じ8月26日発売だったんだ、ってことにたまたま気づいただけ
なんですけど。もう歌詞もほぼ完成してる段階のデモテープをお聴き
いただきます。
ギターもダビングしてるってことは、YAMAHA CMX-IIではなく、
Roland VS-1860を使い始めた頃、かもしれません。
どうあれ音かなり悪いですけど、短めに。

M7. 涙の夕焼け / KAN < MAN < 1996

で、その本チャン。アレンジは十川知司さん。一度一緒にお仕事したいと
前々から思っていたのがこの曲でやっと実現しました。改めて聴くと、
背景を丁寧にかなり分厚く塗ってある、いわゆるデイヴ・スペクター、
ではなく、フィル・スペクター・サウンドだったんだなぁ、私ひとりでは
決してこうはならないよなぁ。と今更ながら思いました。
この曲のプロモーションビデオは、確か東京郊外で朝早くの野外での撮影で、
思いっきり寝坊して派手に遅刻し現場入りした、あの罪悪感を今なんとなく
思い出してしまいました。

はい、というわけで、4週ぶりの【KANのロックボンソワ】お聴きいただき、
ありがとうございました。来週もまたコンディションを整えて単独収録に
臨みたいと思います。よろしくお願いします。
皆さまからのメール・お便り・リクエスト、また、新コーナーの提案なども
お待ちしています。kan@stv.jp

                         では、股。   KAN

KAN Official Website http://www.kimurakan.com/
KAN Official Twitter Account https://twitter.com/_kimuraKAN
STVラジオをradiko.jpで聴く