北海道ライブ あさミミ!

今朝の放送内容 4月26日(火)

2022年4月26日(火)

4月26日(火)

今朝の主なニュース・スポーツ情報

●知床沖観光船事故 3人の身元判明
●釧路市の農場で鳥インフルエンザか
●アメリカの国務長官・国防長官がウクライナを訪問
●道内感染者1867人 全国2万4千人
●ワクチン3回目接種 全人口の50%に
●岸田総理 韓国代表団と会談へ
●北朝鮮が軍事パレード
●海外で急増・子どもの急性肝炎 国内で初確認

●エンゼルス大谷翔平選手 14打席ぶり安打
 カブスはパイレーツに敗戦 筒香嘉智選手は1安打1打点
●米女子ゴルフ・DIOインプラントLAオープン 畑岡奈紗選手が優勝
●ロッテ佐々木朗希投手が登録抹消
●大相撲夏場所の番付が発表 一山本が3場所連続の幕内
●東京五輪・パラの聖火台 国立競技場に設置
●ファイターズ 万波中正選手を一塁起用プラン
●コンサドーレ 「オフ・ザ・ボール」勝利のカギに
●道内野球独立リーグ再出発 HFL・HBLそれぞれ来月開幕

今朝の選曲

【5時台】
M「ビューティフル・ミー/大橋純子」

【6時台】
M「シュガーソングとビターステップ/ UNISON SQUARE GARDEN 」

【7時台】
M「グレイジング・イン・ザ・グラス/フレンズ・オブ・ディスティンクション」
  • 北海道ライブ あさミミ!

あさミミ!アラカルト〜八幡淳のスポーツプレゼンス

八幡淳ならではの目線と感覚で
臨場感(プレゼンス)あふれるスポーツの話題をお伝えしています。

今回は『 悲運の名将西本幸雄 』

プロ野球も開幕して1か月。BIG BOSS率いるファイターズは開幕直後こそ連敗スタートでしたが、
直近1週間で見ると2勝4敗、その前の週を見ると3勝1敗と徐々に形になってきました。
BIG BOSSが「名将」と呼ばれるかはこれからですが、
プロ野球界にはこれまで「名将」と呼ばれた監督もたくさんいました。

まずは優勝回数11回の元南海(現福岡ソフトバンク)ホークス監督の鶴岡一人さん。
陸軍知覧航空隊機関砲中隊長を務め、200名の部下を率いた経験で得た「指揮官哲学」生かし
南海ホークスの黄金期をつくりました。
ちなみに監督在任23年で2,994試合中1,773勝も歴代1位の成績です。

そして、昭和40年代に巨人を9年連続日本一に導いた通算優勝回数11回の川上哲治さんも名将でした。
1960年オフに巨人の監督に就任すると今では当たり前のサインプレーや守備のカバーリングなどを、
日本のプロ野球界で初めて導入するなど革命的な戦術をとる監督で、
選手のプレーひとつひとつに、状況別の意味合いなどを踏まえながら細かい点数を付けて、
チームを運営していく独自の「管理野球」を構築したという革新的な名将でした。
この「川上イズム」は当時の捕手である森祇晶さん、その森さんからの話を基に
独自の理論を確立した野村克也さんに引き継がれ、彼らの元で現役生活を送った選手は今、監督になって
BIG BOSSを含めパ・リーグでは楽天石井監督、西武辻監督、セ・リーグではヤクルト高津監督、
阪神矢野監督と今でも日本球界に引き継がれていると言われています。

そして、勝利数や通算の優勝回数はこのお二人には及ばないものの、
2リーグ分裂後初めて3球団を優勝に導いた名将が、4/25、ご存命であれば102歳のお誕生日だった西本幸雄さんです。
西本幸雄さんは1920年4月25和歌山県和歌山市生まれ。
父親は日本勧業銀行(今のみずほ銀行の前身の一つ)の和歌山支店支店長で、
当時としては珍しく裕福な家庭に育ちます。
1933年には野球の名門「旧制和歌山中学」へ進学しますが、
当時は野球部に入れば「勉学をあきらめる覚悟が必要」だったため入部を諦め、
3年生のときにはラグビー部に所属していたそうです。
ただ、野球名門校の「和歌山中学」ですから野球センス抜群の西本さんは野球部の勧誘を受けます。
4年生の1936年秋、5年生が7人も引退して5人だけになったことがきっかけで、
ようやく野球部に入部し、二塁手と一塁手を務め、時にはリリーフ投手として
マウンドにも立つという活躍をします。

卒業後、旧制立教大学へ進学しますが、当時の野球部には監督がおらず、
後には実質的な監督役を務めることになります。
やがて戦況が厳しくなり文部省の命令でリーグ戦が中止となった1943年秋に学徒出陣に応召。
終戦後、大分県の建設会社星野組野球部に移籍すると。1949年に第20回都市対抗野球大会で優勝。
当時、プロ野球参入を目指していた毎日新聞社が創った毎日オリオンズに入団。
しかしこの時すでに30歳、選手としてはピークを過ぎていたため
1954年からのコーチ兼任を経て1955年、選手としては実働6年で引退。
その後、毎日、後の大毎にコーチとして残り1960年には先ほど出てきた鶴岡一人さんの勧めもあり、
大毎オーナーが西本さんを監督に指名。すると就任1年目にしてチームをリーグ優勝に導きます。
しかし、その年の日本シリーズでの戦術で、オーナーと対立し、わずか1年で監督を辞任となります。

次に監督就任要請があったのは1962年の阪急ブレーブス(現在のオリックスバファローズの前身)の
一軍コーチを経て監督に昇格。
就任当時は弱小球団だったブレーブスを、1年目のキャンプでは
キャッチボールの指導から厳しくたたき上げ、5年後の1967年には初優勝。
さらにそこから、1973年までの7年間で5度のリーグ優勝に導き、常勝球団へと育て上げます。
ただ、日本シリーズでは5度いずれも先ほど出てきた川上哲治率いるV9時代の読売ジャイアンツに敗れています。

3度目の監督就任は1974年。今度は同じパ・リーグの近鉄バファローズ監督を務めることが発表されます。
ここでも弱小だったチームを一から鍛えあげ、1979年には球団初のリーグ優勝を果たします。
そして、この年の日本シリーズでは初めて日本一に王手をかけることができました。
3勝3敗で迎えた第7戦は地元大阪での試合。
相手は広島東洋カープ。ホームの大声援の中で行われた試合こそ、
作家の山際淳司さんが寄稿した「江夏の21球」の現場でした。

なぜ、語り継がれているのか。
日本シリーズ第7戦のこの日、7回表終了時点で3対4と広島がリードします。
勝てば球団史上初の日本一の広島古葉監督は万全を期し、
絶対的なリリーフエースの江夏豊を7回裏から登板させます。
9回の裏、近鉄の攻撃は先頭の6番・羽田が安打で出塁すると、
西本さんは代走盗塁記録を持つ藤瀬さんを代走に送ります。
その藤瀬さんは、7番アーノルド選手の打席で盗塁。
ここで二塁送球をショート・高橋慶彦さんが捕球出来ずボールはセンターへ。
藤瀬さんは一気に三塁へ進み、無死三塁。結局アーノルドさんは歩かされ、
代走に女優吹石一恵さんのお父様吹石徳一さん、その吹石さんも盗塁成功。無死2、3塁。
この後打席の8番平野さんは満塁策で四球。1点差で無死満塁。
ここで代打に送られたのはシーズン打率.320の佐々木恭介さん。
3球目を思いっきり引っ張った打球は三塁手三村さん補球できず!しかしわずかにそれてファウル!
その後2ストライクからの内角カーブを強振!しかしバットが空を切り三振!1番に戻り石渡さんの打席。
ここで西本監督が動きます。1ストライクからの2球目に塁上のランナーすべてがスタート!
石渡さんはバントの構え、しかし投げた江夏さんがとっさの判断で大きくボールを外し
バント空振り!飛び出していた三塁ランナー藤瀬さんタッチアウト!
2ストライクからのインコースのカーブを石渡さんもスイング!しかしここも空振りでゲームセット!
広島の日本一が決定します。

翌、1980年も西本さんの近鉄はリーグ優勝しますが、
再度、日本シリーズで広島に敗れ1981年に監督勇退。
通算8度のリーグ優勝を3球団に渡って成し遂げながら、
ついに日本一になれなかったことから「悲運の名将」と呼ばれるようになりました。
ただ、西本さんは自分が「悲運の名将」と言われることには否定的で、
「もし、私が本当に悲運なら戦争で死んでいるし、復員してからも野球に再会できたり、
3チームで素晴らしい選手に巡り合えて、8度も日本シリーズに出場などできない。
“悲運の名将”なんておこがましい。敢えて言うなら“幸運な凡将”ですね(笑)」
と語っていたんだそうです。

3つのチームを優勝に導いた監督は、2リーグ分裂後では西本さんしかいませんでしたが、
同じく中日・阪神でリーグ優勝しながら日本一に縁遠かった星野仙一さんが
2013年田中将大投手要する楽天で日本一にとなり、見事2人目となりました。
この時の星野さんのことを西本さんは天国からどのようにご覧になっていたのでしょうか。
そして、今お二人は天国でどういう会話をしているのでしょうか。

毎朝6時半頃は「あさミミ!アラカルト」


月曜日は油野純帆ANが担当
「ローカル情報発信!あぶらのチェック」
北海道生活が2年目の油野AN。179市町村のことをもっと知りたい!という
好奇心から、その週にピッタリのご当地情報を紹介する超ローカルコーナーです。
 
火曜日が「八幡淳のスポーツプレゼンス」
臨場感あふれるスポーツの情報・話題・歴史を紹介していきます!
 
水曜日が「あさミミ☆リサーチ」!ですが、少しマイナーチェンジします。
毎週ひとつのテーマを設定。皆さんからメッセージをお寄せいただくコーナーになります。
テーマによってはツイッターでアンケートも実施していきます。
 
木曜日が「ナガイの北海道生活研究室」
永井ANがいまリスナーと共有したい「北海道の生活情報」を伝えていきます!
 
金曜日が「北海道応援!あやサポ」
上田あやが北海道で頑張る「ひと」にスポットライトを当て、全力応援していきます!
 
 

GWもあさミミは朝5時半から生放送です!

 北海道ライブあさミミはゴールデンウィークも
あさ5時半から生放送です!
 
4/29(金)から5/6(金)ゴールデンウィーク6日間は、
毎日スペシャルプレゼントがあります!
その名も…「 Golden Bar BOX Tissue 」
 
ゴールデンウィークのゴールド=金にちなんで、
“金の延べ棒型ボックスティッシュ”を6日間
毎日3名様にプレゼントいたします!
 
金運おじさんと競馬おじさんの共通点は、ゴールドです!
ゴールデンウィークも早起きして運試し、いかがでしょうか!
合わせてあなたの街のお天気情報・交通情報も
お待ちしています!
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    ※画像は商品のイメージです。こんなに沢山届きませんし、こんなに輝いてもいません。
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