どさんこネイチャー“奇跡のブルー 石狩白老の滝”
2021年6月18日(金)
どさんこネイチャー“奇跡のブルー 石狩白老の滝”
北海道の自然の魅力に迫る企画「どさんこネイチャー」。今回の舞台は、プロのガイドなしでは辿り着くことが出来ない秘境の滝「石狩白老の滝」です。奇跡のブルーかがやく絶景をお楽しみください。
「STVどさんこ動画+」で本編を視聴できます
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石狩白老の滝
今回の舞台は白老町。マチには大きな川がいくつも流れ、その上流には「白老滝」など30以上の滝が存在します。
今回撮影に挑んだのは、白老町の中では最大級の大きさを誇る「石狩白老の滝」。プロのガイドなしではたどり着くことが出来ない、まさに秘境です。案内してくれたのは、白老山岳会の会長・鈴木靖男さんです。
今回撮影に挑んだのは、白老町の中では最大級の大きさを誇る「石狩白老の滝」。プロのガイドなしではたどり着くことが出来ない、まさに秘境です。案内してくれたのは、白老山岳会の会長・鈴木靖男さんです。
目当ての滝までのルートはとても過酷です。まず林道を4キロ歩き、続いて大きな岩が転がっている沢に沿って3キロ。合計およそ7キロという長い道のりです。
滝へ向かう道中、鈴木さんが「沖野温泉」へ案内してくれました。昭和3年頃、自然に湧き出る源泉が発見され、温泉マニアの間では幻の秘湯とも言われています。
滝へ向かう道中、鈴木さんが「沖野温泉」へ案内してくれました。昭和3年頃、自然に湧き出る源泉が発見され、温泉マニアの間では幻の秘湯とも言われています。
沢を歩き進めると、深い森の中へ。そこには緑色に輝く苔の楽園が広がっていました。苔は木漏れ日が差す涼しい環境を好むため、神秘的な光景を生んでいます。水中を覗いてみると、3匹のイワナが泳いでいました。
朝6時30分のスタートから約6時間後、ようやく目的の場所へ到着しました。高さはおよそ38メートル。絶壁から湧き水が豪快に流れ落ちる姿は圧巻です。
朝6時30分のスタートから約6時間後、ようやく目的の場所へ到着しました。高さはおよそ38メートル。絶壁から湧き水が豪快に流れ落ちる姿は圧巻です。
滝壺は透き通った鮮やかなブルーに輝いています。アルミニウムの成分を含んだ源流のため、太陽光に反射すると青く輝きます。さらに幸運な事に、撮影の時には虹がかかっていました。
真っ青な滝壺の中を水中カメラで覗いてみることにしました。一番深いところで推定4メートル、ここにもイワナが生息していました。滝壺は外敵が近づきにくいため、川魚が安心して生活できるということです。
真っ青な滝壺の中を水中カメラで覗いてみることにしました。一番深いところで推定4メートル、ここにもイワナが生息していました。滝壺は外敵が近づきにくいため、川魚が安心して生活できるということです。
この滝の他にも、さらなる秘境がありました。滝の上の場所に、青い池のような溜まりがあります。幅はおよそ30メートル、深さ3メートル。地中から出ている湧き水から出来たもので、まさに自然が作りだす神秘の光景です。