ＳＴＶ札幌テレビ

北海道の暮らしを支える知られざる大事なお仕事を、深川市出身の島太星さんが体験する企画「島太星のお仕事トコトン体験記」。今回は海の安全を守る海上保安庁に密着しました。
島さんは北海道出身ボーイズグループ･NORD(ノール)のメインボーカルを務めています。

海上保安庁は、海上警備や海難救助など、海で起こる事件・事故の対応を任務とするスペシャリストです。
今回お仕事を体験させていただいたのは、海上警備、救助で活躍する海上保安庁の巡視船「ほろべつ」です。
船内を案内してもらいテンション高めの島さんですが、この後、壮絶な訓練が目白押しです。

船で火事が起こった事を想定した訓練で、実際に現場で使っている防火服に着替えてから行います。
ホースから水を出して操作しますが、水の長さは最大30mにもなるため水圧が高く2人がかりで操作します。

続いては、船内にいる要救助者を救出する訓練です。暗く煙が充満している状況を想定し、重さ約10kgの空気呼吸器を背負って暗い船内を捜索しました。

特別に職員手作りのお昼ご飯をいただきました。食事を作る配膳係の方もいて、この日はサラダとキーマカレーでした。栄養バランスが良く美味しいと島さん絶賛でした。

午後は潜水訓練を行いました。実は潜水士に任命されている職員は僅かで、巡視船「ほろべつ」では5名の潜水士がいます。
今回島さんがチャレンジしたのは「ドルフィン綱引き」という、水中で泳ぎながらロープを引っ張り合うもので、競うことで泳ぐ際の筋力トレーニングに繋げています。
エリート潜水士・高野竜晟さんと勝負しましたが、抵抗する間も無く引っ張られてしまいました。

次に、10kgの錘を持ち足の力だけで25m泳ぎ切る訓練に挑みましたが、10kgは重すぎたため、6kgの錘を腰に巻いて挑戦！今度は25m泳ぐことができました！

翌日、神威岬から約20リットルの軽油を背負い、険しい道を30分かけて灯台へ向かいました。
船乗りの命を守る灯台の管理も海上保安庁の大切なお仕事です。灯台内にある非常用の発電機に背負ってきた軽油を入れてきました。