ＳＴＶ札幌テレビ

家計を苦しめる電気料金の値上がり、さらに先月、北海道内に初めて需給ひっ迫準備情報が出されました。今回は視聴者の皆さんが家庭で実践している節電術を募集し、専門家に正しい節電方法なのかも含め、解説を交えて教えていただきました。

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冷蔵庫にものを詰め込みすぎると冷気の循環が悪くなり、余計な電力を使います。ものを詰め込んだ場合と半分にした場合では、年間約1180円の差が出ます。
設定温度は、ものが詰まっていない場合は「強」から「中」にすると年間約1670円の節約になります。
冷凍庫の場合は、すき間を空けておくよりも、ぎっしり詰まっていたほうが、食品同士がお互いに冷やし合うので省エネになります。

ビニールカーテンの使用は、ドアを開けてすぐに物が取り出せないと、開閉に時間がかかることもあります。また、冷気の吹き出し口は冷蔵庫の奥に付いていることが多いので、ドアポケットに冷気が行きわたらなくなる可能性があります。もし使う場合は十分に注意をしましょう。

冷蔵庫は、壁や天井とのすき間を空け、放熱を妨げないようにすると節電になります。種類にもよりますが、上に物を載せないほうが節電できる場合もあるので取扱説明書を確認すると良いです。

蛍光灯の種類によって違いますが、間引いても節電にならなかったり、逆に電力を沢山消費するものもあります。間引いて電力が少なくなるものでも、安全性の点でも問題が生じる場合があり、あまり推奨できません。
オススメは、電球型LEDランプに交換することです。1つの白熱電球(54W)をLED(9W)に交換することで、年間約2430円の節約になります(1日5.5時間使用した場合)。

温水洗浄便座の場合、使わないときはフタを閉めると年間約940円の節約になります。
暖房便座の設定温度を中→弱に一段階下げた場合、年間約710円の節約になります。

エアコンは、設定温度になるまでが消費電力が大きいです。「微風」にすると設定温度になるまで時間がかかり余計な電力を消費するので、効率よく設定温度に近づけてくれる「自動」がおすすめです。
機種にもよりますが、エアコンの除湿機能は冷房よりも電気代が高くなる場合があります。除湿できる量は冷房の方が上なので、湿度を下げるには冷房運転のほうが効率が良いです。
除湿機能は、寒かったり涼しくて湿度が高い時に使いましょう。

【住所】札幌市中央区北10条西16丁目
【電話番号】011-633-3801

節電に役立つグッズをご紹介しました。