今年も出没増…潜入!ヒグマ研究最前線
2022年12月9日(金)
今年も出没増…潜入!ヒグマ研究最前線
今年も道内各地に出没したヒグマ。もうすぐ冬眠という今が「ヒグマ研究」の結果が出てくる時期ということで、ヒグマ研究の最前線にカメラが潜入しました。
「STVどさんこ動画+」で本編を視聴できます
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なぜ札幌にヒグマが出没するのか、札幌市環境共生担当課の濱田敏裕課長に教えていただきました。
「クマ担」と呼ばれる、市内や山などにクマが出たときに、現地調査をしたり対策をしたりする部署があります。ヒグマの動きが活発な夏場は、ほぼ毎日出没現場に出動するハードな仕事です。
「クマ担」と呼ばれる、市内や山などにクマが出たときに、現地調査をしたり対策をしたりする部署があります。ヒグマの動きが活発な夏場は、ほぼ毎日出没現場に出動するハードな仕事です。
“ヒグマの毛”は研究にとても大切です。毛を集めるため、「クマ担」の皆さんは毛を採取する「ヘアトラップ」を仕掛けています。
この毛を使って実際にヒグマの生態を研究しているのが、北海道立総合研究機構の釣賀一二三先生です。体毛のDNAを分析することにより、どのヒグマが何をもたらしたのか、資料化することができます。
この毛を使って実際にヒグマの生態を研究しているのが、北海道立総合研究機構の釣賀一二三先生です。体毛のDNAを分析することにより、どのヒグマが何をもたらしたのか、資料化することができます。
ヒグマの数は年々増えています。「新世代ベア」という、人を恐れないヒグマが増えてきていることも、ひとつの理由です。
ヒグマの個体数は札幌に限らず全道でも増えています。かつての駆除でヒグマを捕獲しすぎてしまった反省から、1990年以降、道が保護政策を続けているのが理由です。
ヒグマの個体数は札幌に限らず全道でも増えています。かつての駆除でヒグマを捕獲しすぎてしまった反省から、1990年以降、道が保護政策を続けているのが理由です。
いま道東で“牛を襲う”ヒグマが問題になっています。「忍者グマ」とも呼ばれるヒグマ「OSO18」を追う対策チームの調査に密着すると、「忍者グマ」の意外な姿が浮き彫りになりました。
クマの捕獲はこれから本格化していきます。雪が降ると道路上などにクマの足跡が付くのでクマの移動経路がわかり、捕獲に結びつく可能性が上がります。もう被害は出させない。OSO18特別対策班は、勝負の冬を迎えます。
クマの捕獲はこれから本格化していきます。雪が降ると道路上などにクマの足跡が付くのでクマの移動経路がわかり、捕獲に結びつく可能性が上がります。もう被害は出させない。OSO18特別対策班は、勝負の冬を迎えます。