費用は…?取りかかる時期は…?遺品整理の現場に密着
2023年8月15日(火)
費用は…?取りかかる時期は…?遺品整理の現場に密着
亡くなった人の身の回り品を片づける“遺品整理”。かかる費用はどれくらい?時期はいつがいい?思い出をつなぐ、遺品整理の現場に密着しました。
「STVどさんこ動画+」で本編を視聴できます
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今回ご協力くださったのは、千歳市に住む間友香さんです。友香さんは先月末、病気で療養中だった父・義昭さんを亡くしました。4LDKの分譲マンションで一人暮らしをしていたお父さんの遺品整理を業者に託しました。
遺品整理の依頼が増加
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近年、遺品整理を業者に依頼する人が増加しています。遺品整理士認定協会によりますと、2017年に497件だった相談件数は、2022年には3万8009件にまで増えています。
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遺品整理士認定協会・長谷川正芳さんに伺ったところ、昔は遺品整理は親族でやるのが当たり前でしたが、遠方や高齢などの理由から業者に頼む方が多いそうです。
遺品整理の様子
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友香さんのお父さんの遺品整理が始まりました。ただやみくもに処分に回すのではなく、膨大な物の中から大切な物を探し出すのが遺品整理士としてのひとつの役目です。
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重要書類や写真など、大切な物はひとつにまとめ、必ず依頼主に確認を取ります。
遺品整理に取りかかるタイミングは?
遺品整理士認定協会の長谷川さんによると、一般的には四十九日の後や葬儀の後ですが、自分の悲しい気持ちが落ち着いたタイミングでやるのが一番良いそうです。
決して急ぐ必要はありませんが、賃貸物件はそのままにしておくと家賃がかかり続けるので、早めに行う方が良い場合もあります。
決して急ぐ必要はありませんが、賃貸物件はそのままにしておくと家賃がかかり続けるので、早めに行う方が良い場合もあります。
遺品整理以外で大変なことは?
友香さんは、銀行関係や年金の手続き、何を本人が契約していたのかイチから調べるのが大変だったと言います。
お父さんは契約関連の書類をひとつのファイルにまとめていてくれたため、友香さんはとても助かったそうです。
お父さんは契約関連の書類をひとつのファイルにまとめていてくれたため、友香さんはとても助かったそうです。
家族が亡くなったとき、やらなくてはならないこと
家族が亡くなったときの携帯電話・スマートフォンの解約手続きは?
ドコモショップ アクロスプラザ南22条店
【住所】札幌市中央区南22条西7丁目
【電話番号】011-561-8686
【電話番号】011-561-8686
手続きには原則来店が必要で、書類がそろっていれば15分程で完了します。
亡くなった家族が使っていた携帯電話や、契約者の死亡が確認できる書類(死亡届のほか、葬儀の案内状や新聞のおくやみ欄などでも可)、来店者の名前がわかる顔写真付きの運転免許証やマイナンバーカードなどが必要です。
亡くなった家族が使っていた携帯電話や、契約者の死亡が確認できる書類(死亡届のほか、葬儀の案内状や新聞のおくやみ欄などでも可)、来店者の名前がわかる顔写真付きの運転免許証やマイナンバーカードなどが必要です。
デジタル遺品のトラブル
スマホートフォンに残された情報が近年問題になっています。亡くなった方のID・パスワードがわからず、情報が確認できないことです。
デジタル遺品と言われる仮想通貨や投資関係、ネットバンクなど、ID・パスワードが解除ができないと困る状態になります。
デジタル遺品と言われる仮想通貨や投資関係、ネットバンクなど、ID・パスワードが解除ができないと困る状態になります。
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デジタル遺品のトラブルを避けるための簡単な方法
遺品整理の費用(目安)
概ね遺品整理にかかる費用は、ワンルーム3万円〜、2LDK12万円〜、3LDK17万円〜が目安です。
物の量やマンションの階層などによっても変わります。
友香さんのお父さんのマンションは4LDK、かかった金額は23万1000円でした。
物の量やマンションの階層などによっても変わります。
友香さんのお父さんのマンションは4LDK、かかった金額は23万1000円でした。