極楽とんぼ・加藤浩次とサカナクション・山口一郎が、同じ北海道小樽市出身のよしみでオフ･モードで、ラジオらしくないトークを繰り広げるSTVラジオ『加藤さんと山口くん』。北海道は、季節はもう初冬という寒さですが、東京はまだ秋たけなわ、ということで、芸術の秋と食欲の秋をいっぺんに楽しもうと、再び街に出た加藤と山口。最初に訪れたのは、東京・恵比寿にある「東京都写真美術館」。

山口の家に飾ってあるという写真を撮影した、写真家･松江泰治の個展が開催中ということで、加藤とともに「写真」で芸術の秋をたしなみます。松江泰治の作品は、街や土地を俯瞰で超高精度の独自の技術で撮影したのが特徴。世界中の様々な街の写真を、ギャラリーのスタッフから説明を受けながら見て回った加藤と山口。そして、山口の家にある「札幌」の街の写真を目にした2人は…。

加藤：そうか。これ、山口くんちにあったやつ。

山口：これ、うちにあったやつ。

加藤：あ～、こっちか。雪のやつかぁ。

山口：すげぇ、かっこいい！

加藤：これ、やぱり（冬と夏と）対でおかないとダメでしょう。ワンセットでしょう、山口くん。

山口：いや、対で置けないよ。

加藤：なんで？

山口：これ1枚置くだけでもう、壁いっぱいじゃないですか。

加藤：逆側とかに。

山口：逆側は、窓ですもん。

加藤：上とか…（笑。

山口：季節ごとに置き換えるとかね。

加藤：なるほど。（中略）。でも、札幌って、きれいだね。

山口：やっぱり、名古屋と一緒で…。

ギャラリーのスタッフ：計画都市で。

加藤：なんか、色味とかもさ、日本っぽくない感じに一瞬、見えない？ねぇ。

山口：うん…。

スタッフ：色が明るくて、すごくきれい…。松江さんも「撮ると面白いよ。土地がよくわかる。大阪はやっぱり灰色だよ」って。

加藤：やっぱり、大阪…。ねぇ、やだもん。嫌だったもんなぁ。

山口：何がですか？

加藤：大阪…（笑って、吹き出す）

山口：まぁ、吉本、辞めましたからね。

加藤：（爆笑）関係ない。それ、関係ないから。…辞めたって言うのもあるのかな?!

山口：確実にあるんじゃないっすか？

加藤：そうだよね。昔はそんなに嫌じゃなかった気がするわ、考えて見れば。でも、いい街だよ、札幌。

山口：スゴいですよね、これ何か、グゥンと…。並んで飾りたいな。

加藤：山口くん、対で持ってないとダメだね。対だよ、対。ワンセットだよ、絶対。

山口：僕、こっちも持ってますもん。

加藤：あ、持ってるの？　あ、持ってるんだ。

山口：買いました。夏も。

加藤：じゃ、じゃぁ、いいじゃん。もう買ってんだね、2つとも。

最後はちょっと”肩すかし”を喰らった感じの加藤ですが、山口はしっかりと持つべきものは持っていたようです。芸術の秋と食欲の秋シリーズは、まだまだ続きます。