ＳＴＶ札幌テレビ

明日から7月、夏バテや熱中症が気になる季節です。そこで今回は、夏バテや熱中症対策に効果があると言われている食材・梅干しを特集しました。

【住所】札幌市西区山の手2条11丁目
【電話番号】011-614-4620

こちらは札幌市内にある、今年で創業34年の梅干し専門店です。店内には約30種類の梅干しが並び、塩だけで漬けられた塩分19％の昔ながらのすっぱい梅干しや、1粒600円する超高級梅干しなど、梅好きにはたまらない商品が勢ぞろいしています。

梅干しは、夏バテや胃腸の調子を整えるのに効果があると言われているクエン酸やマグネシウムなどが多く含まれている食材です。

今月1日に、東海大学医学部の教授を中心とする研究グループが梅干しは新型コロナウイルスの感染や増殖を抑制する作用があるという驚きの研究結果を発表しました。

しかし、1日に何個食べてよいのか。栄養学に詳しい札幌保健医療大学の教授、百々瀬いづみさんによると1日1個を目安にすると良いそうです。食べ過ぎは、高血圧発症のリスクを高める可能性があるので注意が必要です。

百々瀬さんに、熱中症対策に効果的な食べ方を教えてもらいました。
百々瀬さん:これからの季節、汗をたくさんかく時には、水分と一緒に梅干しで食欲をだしたり、塩分を補うという意味で梅干しを活用してほしいと思います。

続いては、マニアが厳選した、今すぐ買いに行ける梅干し商品をご紹介しました。厳選したのは梅ソムリエという専門の資格をもつ、女優の橘香央里さんです。

まずは中田食品の「豊熟梅(しそ風味)」です。中田食品は和歌山県にある会社。今年2月に行われた北京オリンピックでカーリング女子日本代表がこの会社の梅干しを食べていたことで話題になりました。「豊熟梅」は塩分が8％とほどよい酸味で、柔らかな果肉、しその香りが爽やかな一品です。

“カルディコーヒーファーム”では、夏になると話題になる梅商品が登場します。それは「麺にかけるだけ 梅しそじゃこつゆ」です。麺にかけるだけで食べられるというお手軽商品で、冷たいそうめんなどにもよく合います。

続いての梅商品は「アイス梅」です。冷凍庫で一晩凍らせるのが正しい食べ方。甘みもあってまるでスイーツのようです。

梅を存分に楽しめるレシピをご紹介しました。

まずは、いまSNSで話題になっている“梅おにぎり”のレシピ。作り方はとても簡単で、種を取って潰した梅干しと、白ごま、ごま油、鶏ガラをご飯に混ぜるだけ。梅干しメーカー公認のレシピで、手軽でマネする人も続出しています。
＜材料＞
梅1個、ごはん250g、鶏ガラ小さじ1/2杯、ごま油小さじ1杯、白ごま小さじ1杯、塩適量

続いては、梅を知り尽くすプロに火を使わない簡単レシピを教えていただきました。
今回レシピを教えていただくのは、和歌山県で五代続く梅農家の長女・山本実夢さん。梅を製造販売する「梅ボーイズ」の一員として活動しており、Youtubeで漬け方などを紹介したりと、梅のすばらしさを世界に発信しています。

＜材料2人分＞
梅2個、豚バラ200g、ナス2本、大葉10枚
酢大さじ1杯、醤油大さじ1杯、ごま油大さじ1/2杯、砂糖大さじ1/2杯

＜つくりかた＞
(1)豚肉は酒で臭みをとり、塩コショウで味付けします。なすは1センチほどの輪切りにし、大葉は茎を切った後、半分にカットしていきます。
(2)切った材料を耐熱皿にナス→大葉→豚バラ→梅の順でのせます。
(3)酢、醤油、ごま油、砂糖を混ぜ合わせてタレを作り、具材にかけます。
(4)ラップをして、600Wの電子レンジで5分加熱します。
(5)お皿に移し、お好みで白ゴマをかけたら完成です。