加藤さんと山口くん

第13回 2020/12/27

2020年12月28日(月)


2020年最後の放送と言うことで、2人の話もやはり、今年を振り返る内容に。すると、サカナクション・山口一郎が、新型コロナウイルスによって大きなダメージを受けた音楽業界のミュージシャンとして、溜まっていた思いを激白。

山口「いま、コロナ前って全国でとんでもないくらいのフェスがあって、ライブハウスがやっと埋まるくらいのミュージシャンも1万人規模の前で歌えたんです。結局、フェスが開けて動員もあれば、ミュージシャンって普通に生活できたんですよ。でも、これって、いつかフェスが飽きられた時は打つ手がないんです。だから、音質とか含めて、フェスの良さをもっと伝えていかないと絶対に失敗するって、僕は前から言ってたんです。そしたらコロナでライブが出来なくなって、ライブでご飯食べてた人が一気にダメになっちゃって、音楽業界はいま『ライブを復活させる』ってことしか考えてなくて,新しいアイデアが出て来ないんです」

加藤「ライブが生活の基盤だったから、それ以外のことやるのが怖いというか、発想が出てこないよね」

山口「だから、これ(コロナ)はいい教訓だなと思っていて。上手く行ってる時にこそ、それが失われた時はもっと新しいこと、面白いことをやろうって動いておかないと、何かあったら途絶えちゃうんだなって」「ビジネスだけで考えてスピーカー減らして、お客さんだけいっぱい入れて、悪い音でライブやるみたいなことやるんじゃなくて、もっと良い環境で(フェスの)文化を伝えて行こうっていう大義をもっていないと、結局は自分たちに跳ね返ってくるんだなって。愚痴になっちゃいましたけど」

加藤「テレビ業界も、同じようなところあるよ」

ミュージシャンとして、ほとんど活動が出来なかった2020年を振り返るとき、どうしても言いたかった山口の胸のうちが、同じ小樽生まれの加藤の存在と、美味しい焼き鳥とお酒の力で、一気に吐き出されたのでした。

少し真面目な話で締めくくられた2020年の『加藤さんと山口くん』。来年は、どんな展開が待ち受けているか。果たして、同じ小樽出身の人気アイドル・乃木坂46の北野日奈子さんの出演は実現するのか…?!

 

  • 加藤一郎・山口一郎
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