ＳＴＶ札幌テレビ

8月25日(土)あさ9時25分放送

稚内からフェリーでおよそ２時間。日本最北端の島「礼文島」。ここに全国の旅人たちが注目するユニークな宿があります。その名は「桃岩荘」。“伝説のユースホステル”と呼ばれています。起床は朝６時。大音量の演歌と威勢の良いあいさつで一日が始まります。起きてすぐにチェックアウトをする人もいれば、スタッフと一緒に館内を掃除するお客さんも。宿を切り盛りしているのは総勢１１名のヘルパーと呼ばれるスタッフたち。２０代前半から３０代後半まで、そのほとんどが道外出身者です。

　
「桃岩荘」では毎晩ミーティングという交流会が開かれています。メインはお客さんを巻き込んでの歌って踊るパフォーマンス。この一体感を求め、全国から駆け付けるファンが大勢います。かつては全国のユースホステルどこでも見られた光景ですが、今は、ここまで力を入れてやっているところはほとんどありません。その他にも、港や宿での“お迎えの儀式”、海に沈む夕陽を見ながらの“夕陽の儀式”、宿を発つ人を見送る“見送りの儀式”など、ユニークなイベントが沢山あります。
　

桃岩荘の名物企画は他にも。礼文島の最北端から桃岩荘までの３０キロを徒歩で縦断するツアー。一緒に歩いた仲間同士で愛が生まれることから「愛とロマンの８時間コース」と呼ばれています。島で一番と言われる絶景ポイント「澄海岬」を始め、名所と言われる岬を巡り、雄大な礼文島の景色を堪能できる人気のツアー。実際に、これまでに桃岩荘が縁で結ばれたカップルは大勢います。果たして今回の８時間コースではどんなドラマ（愛とロマン）が待っているのでしょうか？