M01「唇よ、熱く君を語れ／渡辺真知子」
M02「ハートで勝負／石野真子」
M03「バレンタイン・キッス／国生さゆりwithおニャン子クラブ」
M04「Blue Valentine’s Day／大滝詠一」
M05「マンハッタン ブリッヂにたたずんで／佐野元春」
M06「ついておいで／シャープ・ホークス」
M07「ガール・フレンド／オックス」
M08「雪見酒／遠藤賢司」
M09「酔いどれダンス・ミュージック／はちみつぱい」
M10「すずめ／中島みゆき」

M11「誘惑／GLAY」
M12「小さな頃から／JUDY AND MARY」
M13「キスしてほしい（トゥー・トゥー・トゥー）／THE BLUE HEARTS」
M14「faraway／day after tomorrow」
M15「愛のうた／ストロベリー・フラワー」
M16「Boogie-Woogie Lonesome High-Heel／今井美樹」
M17「空に近い週末／今井美樹」
M18「酸っぱい経験／多岐川裕美」
M19「男達のメロディー／SHOGUN」
M20「愛の水中花／松坂慶子」

M21「サムライ／沢田研二」
M22「Smile／Elvis Costello」
M23「AMAPOLA／山下達郎」
M24「バニラ／橘いずみ」
M25「暴れだす／ウルフルズ」
M26「桃色吐息／高橋真梨子」
M27「春はまだか／浜田雅功」
M28「スローバラード／RCサクセション」
M29「世界は仕事で動いてる／松崎真人」

M30「STAY DREAM／長渕剛」

「スローバラード／RCサクセション」反語表現のお手本のような歌詞。
ロマンチックな若い恋人たちの逢瀬を歌ったようでいて、そうではない。
「僕ら」は「同じ夢を見た」のではなく「とってもよく似た夢を」見た。
それはすれ違う心の痛み。「わかり合えない」という残酷な事実に直面する痛み。
また、「悪い予感のひとつもないさ」と繰り返し絞り出すように（あの声で）歌われることで、歌の主人公は悪い予感を必死で振り払おうとしているように、僕には聞こえる。
そしてその試みは失敗してしまうことを僕らは知る。
忌野清志郎という天才が、若くしてブルースマンであったことを証明する名曲。

松崎 真人