STVラジオ『加藤さんと山口くん』で、サカナクション･山口一郎が自身のインスタグラムのライブ配信を決行。加藤浩次とともにリスナー（フォロワー）の「お悩み相談」に答えました。

そこに入って来たのが、実在のアイドルグループに所属する大阪から上京してきたばかりの女子。加藤が「これラジオでやるんだよ。事務所とか大丈夫なの？」と気遣いつつ（本当に飛び入り）、この女子は「東京に来たばかりで、友だちも全然いなくて、コロナで交友関係もなかなか広げられない。寂しい」というお悩みを打ち明けます。

加藤「ホームシックがでかいんでしょ？」

アイドル「夜中、ひとりでベッドに横たわりながら、ツゥ〜って涙が流れてきました」

加藤「帰りたくて？。どうする、アイドルで売れたい気持ちが強いか、帰りたい気持ちが強いのか、どっちかだな」

山口「戦え！、と」

加藤「どっちなの!?アイドルで売れたい気持ちが強いのか、帰りたい気持ちが強いのか、どっちなの？」（山口、爆笑）

アイドル「アイドルで売れたいで〜す！」

加藤「おお、じゃあ、頑張れ！」（山口、大爆笑）

アイドル「がんばります」

加藤「そう、みんな上京してきた人って、それ経験してるもん。寂しいよね、お金もないしさ、最初は」

山口「本当、そうっスよ」

加藤「おれ、東京に出てきたとき本当にヒマでさ、バイト帰りに必ず映画3本、借りて帰ってたの。毎日、3本観るみたいな」「その生活を1年とか続けたら、何百本って観れるわけでしょう。その何百本観たのって、今の自分の財産だからね」

19歳の時、北海道･小樽から上京した加藤。自分の"下積み時代"に基づく話には、説得力があります。そして、同じく小樽から上京した山口も…

山口「アイドルの世界も、どんな世界もそうだけど、みんな本気じゃないですか。上に行きたい！というのはみんな本気だから、それを上回るには"狂気"にならなきゃダメだと思う」

加藤「本気の上は狂気だよ」

芸人の世界、そして音楽の世界でそれぞれ”上”を目指して上京し、苦労を重ねて"今"を手にした加藤と山口。この手の話は、含蓄があります。相談したアイドルの女子も、きっと決意を新たにしてくれたことでしょう。

今週の『加藤さんと山口くん』は、「深イイ話」でした…。