10月24日放送「開業してからのトーコ先生」
2021年10月24日(日)
10月24日放送「開業してからのトーコ先生」
陶:今日も前回に引き続き、さっぽろ内科・リウマチ膠原病クリニックの院長、近 祐次郎(こん ゆうじろう)先生をゲストにお迎えしました。近先生、おはようございます。
近:おはようございます。
陶・山:今週もよろしくお願い致します。
近:宜しくお願い致します。
陶:近先生は今ご紹介したとおり、クリニックの院長をされていらっしゃいますが、北大病院での私の新人研修医時代に一番最初に「イロハの”い”」から「ほへと」くらいまで・・・を、教えてくれた、すごく大事な先輩ですね。
山:近先生、先週お付き合い頂きましたけれど、ラジオのご出演いかがだったでしょうか?
近:緊張しますね。声がいつもの自分の声のトーンじゃないなと(笑)
陶:先生は舞台に強いタイプだと私は思っているんですが。
近:いや、そんなことないですから。結婚式の挨拶とかド緊張です(笑)
陶:へぇ~意外!
山:先週はなんだか、近先生と陶子先生の喫茶店での会話を聞かせていただいているような楽しい15分間となりましたが、では「Dr.トーコのラジオ診療室」近先生、今日のテーマは?
近:「開業してからの陶子先生」というお話です。
山:これはまた、貴重な裏話が聞けそうな気がしてまいりました。
陶:一般的な「医師の開業について」ということですね(笑)
近:はい。開業して、陶子先生もお父さんの跡を継いで、新しい領域に足を踏み入れて大変だったと思います。もともと膠原病グループの一員だったんですけど、腎臓の臨床・研究のほうに移られて、まぁ、いくら親子といえどもお父様の思いを全が分かるわけでもないと思います。まずはそことの戦いだったんじゃないかな。僕のもともとの最終的な目標も「父のクリニックを継ぐ」っていうものだったんですが、結局継がなくなっちゃったんですよね。思いは継いでると思ってますけど。
陶:難しいですよね。お医者さんの世界でも、他のどの業界でも、家族が縦につながって事業がつながっていくっていうようなことはあると思うんですけれども。「世代交代」と「交代する側・される側」の自己実現、それに「社会的な役割を果たす」っていうこの3つをしっかり繋ぐことを考えると、責任的にも仕事の分量的にも結構大変かなっていうふうに思いますね。
近:そうですね。とくに陶子先生のお父さん(橋本史生先生)は本当に立派な人だったので。僕も父と似てるところは「診察室で無駄話が多い」ということですね。カルテに書く内容も、一番初めに看護師さんに書いてもらうのは「職業」です。そこも一緒。
陶:大事ですね。
近:あとは、生まれた場所とか、家族関係とか。職業もどこで働いているかわかったら…例えば魚屋さんだったら、カニを買いに行ったりはします。なんかこう、仲良くなったりしますね。話が逸れましたが、患者さんの生活すべてを考えて、何か楽しみを見つけてもらって治療に生かしていこうと。そういうことが僕の考える「開業医としての醍醐味」だと思っています。
山:医師と患者であると同時に、人間同士になるという事ですよね。そしてそれがまた治療にプラスの肉付きになっていくということですね。
陶:自分の生活の背景や日々何しているかという具体的なことを共有してもらうっていうのは、信頼関係を築いたり、同じ土俵で話すっていう意味においてはすごく大事かなって思うんですよね。
近:そして、そうしたほうが、治療に結び付くんですよね。だから雑談もいいかなぁって。当院はリウマチクリニックとしては、リハビリがないんです。あと、整形の先生もいない。MRIやCTも自院にはないので、隣のクリニックにお願いするんです。自助具なんかも置いてませんし、その説明もできない。そういった一部の専門的な治療が出来ない、出来ないことが多いんです。けれど、そうした我々の小さなクリニックような場所のいいところは、他の信頼できる医療機関と連携などをして工夫していける、小回りが利くっていうところです。総合病院のようなフルコースのケアはできなくても、クリニックでは、フットワーク軽く、待ち時間も少なく、かつ最先端の医療を患者さんに提供するよう心掛けています。それを実現する時、開業というのは、ある種「社長」なので、管理体制の構築だとか、スタッフの教育・スタッフのモチベーションの上げ方、そんなところまで考えなければなりません。あと新人の発掘、特に医療事務ですよね。いま医療事務さんの発掘はほんとうに大変で。やっぱり育てていかなきゃ結局はだめなんだって最近思っているので、最近では学生時代から交流をはかって将来の雇用につなげています。
陶:そうなんですか。でも先生そういう教育得意そう!
近:いや、得意なんだなと最近思ってきたかもしれません。こんなこと言うと怒られるかもしれないけれど。
近:あと、検査技師さんを入れたり、レントゲン技師さんもですね。女性も多い職種なので、過去に活躍していたけれど今はご家庭の事情で辞めちゃっているよ、という技師さんに復職していただいてるんですよ。今、やっとここまで来たかなって。初めは5人で始めたんですけども、総勢で今は20人になりました。
陶:そうですか!5人から20人?4倍!先生も今ちょっと触れられましたけど、「総合病院」と「診療所」の違いですね。このラジオの番組でも時々触ているこの違いについて、もしかしてあんまり皆さん意識しないかもしれませんけれど、クリニックっていうのは「近場」。よりかゆいところに手が届く、フットワークを軽く医療を提供できる、っていうのが強みですよね。総合病院はいろいろな科があるので、たくさん巡る患者さんにとってはいいかもしれないですね。ただとにかく待ち時間が長いのはもう構造的に仕方が無いとおもいます。一長一短かなと。ただ、診療所では「自分が思う診療を思う通りに」ということを実現できるのが、我々の目線ではいいところかなと思いますし、それが患者さんのためかなって私は信じてますよ。
近:僕もそうだったんですけれども、世代交代というのは地獄のような戦いだとおもいます。陶子先生もお父さんが作り上げてきたものをそのままの形で受け継ぐことにはならないんじゃないかなと。やっぱり娘さんといっても別人格ですから。スタッフとのコミュニケーション含めて、病院のあり方ひとつにしても、徐々に変えたほうがいいのか一気にガランと全部変えたほうがいいのかこういったことをね、かなり悩まれれたんじゃないかなと思いますね。今までは、医者として診療の管理だけしてればよかったのに看護師さん、技師さん、栄養士さん、事務方さん、・・・全部の管理をやらなきゃいけないと。本当に、大変だったんじゃないかなと思うんですね。すばらしい努力をしてきたんじゃないかと思います。
陶:恐縮です。でも、院長業務ってそういうことなんですよね。当たり前ですが、これって誰も教えてくれないんですよ。嫌われることを敢えてしなきゃいけない場合もあるっていうことも知りました。診療のクオリティー、品質は落とさないように努力することは当然なんですけど、むしろ質を上げていこうと思いました。それは自分の手でやらなきゃいけない!ってに思ったので、シャントの手術とか、内科の管理の面を頑張りました。今のところ、質を上げる努力をしたという自負はあります。
近:そうやって一人一人の患者さんの診療の道筋を作っていく醍醐味っていうのはあると思います。これこそが医師としての仕事なんだと思いますし、若い時から組み立てる能力、知らないことも積み上げていく能力も大事です。人のことを手足を持って操縦する訳にいかないですから。コントローラーは自分で持っていかなきゃだめだし、動いて歩いているロボットの両サイドで倒れないように支えることが大事だと思います。
陶:お医者さんって、病気を治しているんじゃないんですよね。「色々大変だけど、患者さんが納得する形で人生を全うするお助け役」だと思ってます。だから、納得してもらうのが大事ですけど、結構大変。
近:最後に。内科の診療って難しいですけど、内科医ってどんなに専門医でもかかりつけですからね。基本的には、それぞれ内科医にできることを探りつつ、お互い独立して自分の分野は責任を持つ覚悟でやっている。「一般内科」であっても、それぞれ自分の専門を持ってるって意味でね。陶子先生もその辺が得意だと思います。要するに、掛かりつけの患者さんを自分の範囲で診つつ、足りないところは任せる先生がある程度決まっていて、その連携がうまくいってるのが内科診療、連携だと思っています。
陶:地域医療の連携ですよね。他のクリニックと信頼関係が出来ていると、1人の患者さんをたくさんの先生で診る。「もう一人の目で診てもらえる」っていう自分にとっての安心感も、医者としてはあると思うんですよね。
近:でも、この分業的な連携というのは難しくて、病気の1つの部分だけを他の先生に任せるっていうのは杓子定規でやろうとするとうまくいかない。付け焼き刃でわかった気になって診療するのもよくないし、任せるところは任せる、この人にはここを任せればいい、ここは僕できるかなっていうのをうまく連携するのがすごく大事かなと思います。
陶:「付け焼刃でわかった気になるな」っていうこのメッセージを受け取りましたけど、私もそう思いますね。ひと一人の体の中で起こってることっていうのを、自分の専門分野だけ切り離して解釈しようとすると絶対どこかで変な解釈が生まれたりとか、整合性とれなかったりとか、大事なサインに気づけなかったりします。見てるつもりだけど、実は片目をつぶった格好になっていたりしてね。極論すると、「何かおかしいと思うけど先生ちょっと見てみて」って言える関係性を医者同士で作っておくことが開業医の使命だと思うんですよね。それが患者さんのためになると思ってます。これまでにラジオで呼んだ先生たち・・・近先生も含めて、私たちは皆さんにとってそういう方々なわけですけれども、そういう関係性を築いていくのも、ひいては患者さんのためかなって私は心から思っていますよ。
山:先週、今週と普段私たち患者側が聞くことのできない先生のお2人の医師としての道のりですとか、思いに触れさせて頂いた貴重な15分間となりました。先週、今週、陶子先生が研修医時代の恩師、そしてお兄さん的な存在でもあります、さっぽろ内科・リウマチ膠原病クリニックの院長、近 祐次郎先生にお話をしていただきました。近先生、どうもありがとうございました。
陶:ありがとうございました。
近:ありがとうございました。
近:おはようございます。
陶・山:今週もよろしくお願い致します。
近:宜しくお願い致します。
陶:近先生は今ご紹介したとおり、クリニックの院長をされていらっしゃいますが、北大病院での私の新人研修医時代に一番最初に「イロハの”い”」から「ほへと」くらいまで・・・を、教えてくれた、すごく大事な先輩ですね。
山:近先生、先週お付き合い頂きましたけれど、ラジオのご出演いかがだったでしょうか?
近:緊張しますね。声がいつもの自分の声のトーンじゃないなと(笑)
陶:先生は舞台に強いタイプだと私は思っているんですが。
近:いや、そんなことないですから。結婚式の挨拶とかド緊張です(笑)
陶:へぇ~意外!
山:先週はなんだか、近先生と陶子先生の喫茶店での会話を聞かせていただいているような楽しい15分間となりましたが、では「Dr.トーコのラジオ診療室」近先生、今日のテーマは?
近:「開業してからの陶子先生」というお話です。
山:これはまた、貴重な裏話が聞けそうな気がしてまいりました。
陶:一般的な「医師の開業について」ということですね(笑)
近:はい。開業して、陶子先生もお父さんの跡を継いで、新しい領域に足を踏み入れて大変だったと思います。もともと膠原病グループの一員だったんですけど、腎臓の臨床・研究のほうに移られて、まぁ、いくら親子といえどもお父様の思いを全が分かるわけでもないと思います。まずはそことの戦いだったんじゃないかな。僕のもともとの最終的な目標も「父のクリニックを継ぐ」っていうものだったんですが、結局継がなくなっちゃったんですよね。思いは継いでると思ってますけど。
陶:難しいですよね。お医者さんの世界でも、他のどの業界でも、家族が縦につながって事業がつながっていくっていうようなことはあると思うんですけれども。「世代交代」と「交代する側・される側」の自己実現、それに「社会的な役割を果たす」っていうこの3つをしっかり繋ぐことを考えると、責任的にも仕事の分量的にも結構大変かなっていうふうに思いますね。
近:そうですね。とくに陶子先生のお父さん(橋本史生先生)は本当に立派な人だったので。僕も父と似てるところは「診察室で無駄話が多い」ということですね。カルテに書く内容も、一番初めに看護師さんに書いてもらうのは「職業」です。そこも一緒。
陶:大事ですね。
近:あとは、生まれた場所とか、家族関係とか。職業もどこで働いているかわかったら…例えば魚屋さんだったら、カニを買いに行ったりはします。なんかこう、仲良くなったりしますね。話が逸れましたが、患者さんの生活すべてを考えて、何か楽しみを見つけてもらって治療に生かしていこうと。そういうことが僕の考える「開業医としての醍醐味」だと思っています。
山:医師と患者であると同時に、人間同士になるという事ですよね。そしてそれがまた治療にプラスの肉付きになっていくということですね。
陶:自分の生活の背景や日々何しているかという具体的なことを共有してもらうっていうのは、信頼関係を築いたり、同じ土俵で話すっていう意味においてはすごく大事かなって思うんですよね。
近:そして、そうしたほうが、治療に結び付くんですよね。だから雑談もいいかなぁって。当院はリウマチクリニックとしては、リハビリがないんです。あと、整形の先生もいない。MRIやCTも自院にはないので、隣のクリニックにお願いするんです。自助具なんかも置いてませんし、その説明もできない。そういった一部の専門的な治療が出来ない、出来ないことが多いんです。けれど、そうした我々の小さなクリニックような場所のいいところは、他の信頼できる医療機関と連携などをして工夫していける、小回りが利くっていうところです。総合病院のようなフルコースのケアはできなくても、クリニックでは、フットワーク軽く、待ち時間も少なく、かつ最先端の医療を患者さんに提供するよう心掛けています。それを実現する時、開業というのは、ある種「社長」なので、管理体制の構築だとか、スタッフの教育・スタッフのモチベーションの上げ方、そんなところまで考えなければなりません。あと新人の発掘、特に医療事務ですよね。いま医療事務さんの発掘はほんとうに大変で。やっぱり育てていかなきゃ結局はだめなんだって最近思っているので、最近では学生時代から交流をはかって将来の雇用につなげています。
陶:そうなんですか。でも先生そういう教育得意そう!
近:いや、得意なんだなと最近思ってきたかもしれません。こんなこと言うと怒られるかもしれないけれど。
近:あと、検査技師さんを入れたり、レントゲン技師さんもですね。女性も多い職種なので、過去に活躍していたけれど今はご家庭の事情で辞めちゃっているよ、という技師さんに復職していただいてるんですよ。今、やっとここまで来たかなって。初めは5人で始めたんですけども、総勢で今は20人になりました。
陶:そうですか!5人から20人?4倍!先生も今ちょっと触れられましたけど、「総合病院」と「診療所」の違いですね。このラジオの番組でも時々触ているこの違いについて、もしかしてあんまり皆さん意識しないかもしれませんけれど、クリニックっていうのは「近場」。よりかゆいところに手が届く、フットワークを軽く医療を提供できる、っていうのが強みですよね。総合病院はいろいろな科があるので、たくさん巡る患者さんにとってはいいかもしれないですね。ただとにかく待ち時間が長いのはもう構造的に仕方が無いとおもいます。一長一短かなと。ただ、診療所では「自分が思う診療を思う通りに」ということを実現できるのが、我々の目線ではいいところかなと思いますし、それが患者さんのためかなって私は信じてますよ。
近:僕もそうだったんですけれども、世代交代というのは地獄のような戦いだとおもいます。陶子先生もお父さんが作り上げてきたものをそのままの形で受け継ぐことにはならないんじゃないかなと。やっぱり娘さんといっても別人格ですから。スタッフとのコミュニケーション含めて、病院のあり方ひとつにしても、徐々に変えたほうがいいのか一気にガランと全部変えたほうがいいのかこういったことをね、かなり悩まれれたんじゃないかなと思いますね。今までは、医者として診療の管理だけしてればよかったのに看護師さん、技師さん、栄養士さん、事務方さん、・・・全部の管理をやらなきゃいけないと。本当に、大変だったんじゃないかなと思うんですね。すばらしい努力をしてきたんじゃないかと思います。
陶:恐縮です。でも、院長業務ってそういうことなんですよね。当たり前ですが、これって誰も教えてくれないんですよ。嫌われることを敢えてしなきゃいけない場合もあるっていうことも知りました。診療のクオリティー、品質は落とさないように努力することは当然なんですけど、むしろ質を上げていこうと思いました。それは自分の手でやらなきゃいけない!ってに思ったので、シャントの手術とか、内科の管理の面を頑張りました。今のところ、質を上げる努力をしたという自負はあります。
近:そうやって一人一人の患者さんの診療の道筋を作っていく醍醐味っていうのはあると思います。これこそが医師としての仕事なんだと思いますし、若い時から組み立てる能力、知らないことも積み上げていく能力も大事です。人のことを手足を持って操縦する訳にいかないですから。コントローラーは自分で持っていかなきゃだめだし、動いて歩いているロボットの両サイドで倒れないように支えることが大事だと思います。
陶:お医者さんって、病気を治しているんじゃないんですよね。「色々大変だけど、患者さんが納得する形で人生を全うするお助け役」だと思ってます。だから、納得してもらうのが大事ですけど、結構大変。
近:最後に。内科の診療って難しいですけど、内科医ってどんなに専門医でもかかりつけですからね。基本的には、それぞれ内科医にできることを探りつつ、お互い独立して自分の分野は責任を持つ覚悟でやっている。「一般内科」であっても、それぞれ自分の専門を持ってるって意味でね。陶子先生もその辺が得意だと思います。要するに、掛かりつけの患者さんを自分の範囲で診つつ、足りないところは任せる先生がある程度決まっていて、その連携がうまくいってるのが内科診療、連携だと思っています。
陶:地域医療の連携ですよね。他のクリニックと信頼関係が出来ていると、1人の患者さんをたくさんの先生で診る。「もう一人の目で診てもらえる」っていう自分にとっての安心感も、医者としてはあると思うんですよね。
近:でも、この分業的な連携というのは難しくて、病気の1つの部分だけを他の先生に任せるっていうのは杓子定規でやろうとするとうまくいかない。付け焼き刃でわかった気になって診療するのもよくないし、任せるところは任せる、この人にはここを任せればいい、ここは僕できるかなっていうのをうまく連携するのがすごく大事かなと思います。
陶:「付け焼刃でわかった気になるな」っていうこのメッセージを受け取りましたけど、私もそう思いますね。ひと一人の体の中で起こってることっていうのを、自分の専門分野だけ切り離して解釈しようとすると絶対どこかで変な解釈が生まれたりとか、整合性とれなかったりとか、大事なサインに気づけなかったりします。見てるつもりだけど、実は片目をつぶった格好になっていたりしてね。極論すると、「何かおかしいと思うけど先生ちょっと見てみて」って言える関係性を医者同士で作っておくことが開業医の使命だと思うんですよね。それが患者さんのためになると思ってます。これまでにラジオで呼んだ先生たち・・・近先生も含めて、私たちは皆さんにとってそういう方々なわけですけれども、そういう関係性を築いていくのも、ひいては患者さんのためかなって私は心から思っていますよ。
山:先週、今週と普段私たち患者側が聞くことのできない先生のお2人の医師としての道のりですとか、思いに触れさせて頂いた貴重な15分間となりました。先週、今週、陶子先生が研修医時代の恩師、そしてお兄さん的な存在でもあります、さっぽろ内科・リウマチ膠原病クリニックの院長、近 祐次郎先生にお話をしていただきました。近先生、どうもありがとうございました。
陶:ありがとうございました。
近:ありがとうございました。