北海道ライブ あさミミ!

今朝の放送内容 11月15日(水)

2023年11月15日(水)

今朝の放送内容

今朝の主なニュース・スポーツ情報

●旭川の共同住宅火災 男性2人病院搬送、うち1人が死亡
●走行中の車から外れたタイヤが園児に直撃 意識不明の重体で搬送 札幌市西区
●小樽市で住宅が全焼 20代長女と10代長男を搬送 命に別状なし 小樽市
●旭川市夫婦死傷事件 弁護側「殺人罪は成立しない」
●大雪や自然災害を想定した訓練実施 新千歳空港
●宝塚歌劇団“劇団員死亡” 遺族側弁護士が劇団側の調査結果に反論
●ジャニーズ性加害「当事者の会」男性が死亡 遺族側“心労深刻に”
●ガザ市の病院地下でハマスの武器庫などを発見 イスラエル軍発表
●小売り、食品PB比率17%で最高 イオンやセブンが新商品
●新興国の脱炭素化支援に向けた基金創設へ IPEF閣僚会合
●関電、後志の風力計画縮小へ 最大出力3分の1以下に 貴重な植生確認

●きのうの大相撲九州場所結果 一山本3連勝 北青鵬は初黒星
●ファイターズ・ドラフト3位 山梨学院大・宮崎一樹選手が仮契約
 育成ドラフト2位 瀬田工・平田大樹選手が指名挨拶 
●野球・明治神宮大会 北海、東農大網走が出場 あす初戦
●メッツ千賀滉大選手が新人王受賞ならず 200奪三振は日本人史上4人目の快挙
●プロ野球・正力松太郎賞に阪神・岡田彰布監督 栗山英樹氏と大谷翔平選手が特別賞を受賞
●西武・山川穂高選手が国内FA権の行使を発表 申請期限の最終日に申請

今朝の選曲

【6時台】
M「涙から明日へ/堺正章」

M「イズント・シー・ラヴリー/スティーヴィー・ワンダー」

  • 北海道ライブ あさミミ!

あさミミ!アラカルト~八幡淳のスポーツプレゼンス

八幡淳ならではの目線と感覚で
臨場感(プレゼンス)あふれるスポーツの話題をお伝えしています。

今回は「 元気が出るTV発のアスリート 」

かつて日本テレビで放送されていた「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」
この番組は当時素人の方々がたくさん出る内容で
この番組の後にタレントになった方もたくさんいます。
そんな中、番組の企画から世界チャンピオンが生まれたこともありました。
WBA世界スーパーフライ級の第9代チャンピオン飯田覚士さんです。

飯田覚士さんは1969年8月11日生まれ、愛知県名古屋市出身の元プロボクサー。
愛知県立大府東高等学校卒業後、岐阜経済大学入学と同時にボクシング部に入部、
本格的にボクシングを始めます。
入部しようと思ったきっかけは幼少の頃に見た「がんばれ元気」という
ボクシングを題材にしたアニメを見て憧れを持ったことが大きかったようで、
入部後もボクシングのレベルアップに腐心すると2年生の時に
岐阜県代表にまでステップアップしていきます。

更なるレベルアップの為に所属ジムを探そうとしていたところ、
バラエティ番組「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」の企画
「ボクシング予備校」を知って応募、
元プロボクサーの渡辺二郎さん渡嘉敷勝男さんなどの指導を受けます。
そして、飯田さんと言えばその甘いマスクで、一気に人気がでてきます。
テレビの企画が大きな転機となった飯田さんですが、無事1990年9月のプロテストに合格。
1991年3月に名古屋市緑区の緑ジム所属でプロデビューを果たします。
更にこの年の12月には中日本スーパーフライ級新人王として
西日本新人王との全日本新人王決定戦、西軍代表決定戦を制覇。
1992年2月には、大阪府立体育会館で行われた全日本新人王決定戦に出場。
同じく元気が出るテレビの「ボクシング予備校」からプロ入りした松島二郎さんと対戦、
6回判定勝ちで全日本新人王となりました。
そして、1993年8月には、世界挑戦経験もある世界ランカー・徳島尚さんに10回判定勝ち。
この勝利で世界ランク入りを果たします。

ただ、この頃悩まされたのが、彼が世に出るきっかけです。
バラエティ番組の素人露出企画で、人気が出たのは実力ではなく
どちらかと言えばビジュアルという側面があったため、
そのような目線でみられることもしばしばあったようです。
そんなときに出会ったのが「ビジョントレーニング」です。
この「ビジョントレーニング」とは、目の見るチカラ「視覚機能」を高めるためのトレーニングで、
50年以上前からアメリカで提唱、開発されてきたトレーニング方法です。
日本では資格制度はないものの、北米や欧州では眼科医とほぼ同等の国家資格制度に基づき
多くの国々で広く導入されているトレーニング。
具体的には、眼球を動かす筋肉、眼筋を鍛えることで両目を使って目標物を正確に捉えたり、
目からの情報を脳で処理して体を動かす運動機能を向上する効果があります。
アスリート、スポーツ選手のパフォーマンス向上、発達期の子供の視覚機能の向上や
発達障害の子どもの学力・運動能力の向上、
更には中高齢者の運動機能の維持回復などに有効であるといわれています。

このビジョントレーニング、具体的に飯田さんは「目を閉じたまま平均台を歩く」
「穴をのぞき込んで小さなものを見る」「フラッシュ形式で点滅する文字を読む」など。
これを取り入れて、活躍し始めた選手と言えば現ソフトバンクホークスの近藤健介選手や
ファイターズでいえば、今年大ブレイクの万波中正選手なども取り入れていると言われています。

一方で飯田さんもその効果を感じ始めます。
トレーニング導入後半年ほどたったときに「あ、これはその効果だな。」
と思える瞬間が徐々に増えてきたそうです。
具体的には「相手のパンチの見え具合、動きのわかり具合が違ってきた。
相手の動きがゆっくり見え始めた。」とインタビューで語っていました。
すると1994年3月、前年2月に全日本新人王を争った松島二郎さんと再戦。
川島郭志さんが返上して空位となっていた日本スーパーフライ級王座を争い、
8回TKO勝ち。日本王者となります。

そしてついに1996年4月には、無敗のまま世界タイトルへ初挑戦する機会がやってきます。
当時の名古屋レインボーホールでWBA世界スーパーフライ級王者アリミ・ゴイチアに挑みますが、
4回プロ初のダウンを奪われた末の5回TKO負け。
同時にプロ初黒星も喫します。
次のチャンスは1997年4月、愛知県体育館での
WBA世界スーパーフライ級王者ヨックタイ・シスオー戦。
相手からのパンチが届かない長い距離を保ちながら攻撃する機会をうかがい、
チャンスの時に攻撃に転じる戦術、アウトボクシングで優位に試合を進めますが、
引き分けで王座獲得ならず。
ただ、1997年12月にそのヨックタイに再挑戦。
初回にダウンを奪うスタートを見せるも、後半王者の反撃にあい、逆転KO負けの危機にまで直面。
それでも最後まで倒れることはなく、そのまま試合終了。
判定の結果3-0で勝利し、ついに世界王座を獲得!
元気が出るテレビ登場から7年という歳月をかけて、世界の頂点に上り詰めます。
その翌年の1998年4月には、初防衛戦としてWBCミニマム級、
WBAライトフライ級で世界2階級制覇を達成した井岡弘樹さんと対戦。
フルラウンドの末、判定勝ちを収め、井岡さんの3階級制覇を阻止すると同時に初防衛にも成功し
その後、2度目の防衛にも成功するまでのボクサーとなります。

ただ、1998年12月に行われた、3度目の防衛戦では
5回、右肩の脱臼というアクシデントに見舞われるも、ダウンだけは拒み続け、試合終了。
結局、0-3の判定負け。世界王座奪取から1年で王座陥落。
陥落後も、再起を目指しトレーニングを再開しましたが、
1999年2月、「気力の限界」を理由に現役引退を表明しました。
プロ通算では28戦25勝(11KO)2敗1分という成績でしたが、
バラエティ番組の企画から飛び出した世界チャンピオンという称号は今も色あせないでしょう。

引退後は、飯田覚士ボクシング塾 ボックスファイを東京都内に設立し、
現役時代からの取り組みである「ビジョントレーニング」と、
体をスムーズに動かす為の「コーディネーショントレーニング」を融合させた
子ども達向けのプログラムを開発し、眼、脳、身体の育成、向上のための
子供向けにトレーニングなどを開いているそうです。

毎朝6時半頃は「あさミミ!アラカルト」

月曜日は「あさミミ流!#(ハッシュタグ)今週の献立
週の始まり月曜日は、1週間の献立・レシピをリスナーの皆さんのアイディアの下
“あさミミ流”にご紹介していきます!

火曜日は
庭野ほのかの☆いっぺこトーク
新潟県出身の庭野ほのかAN。「いっぺこと」とは、新潟県の方言で『沢山』という意味。
このコーナーを通して“沢山”リスナーの皆さんとお話ができるよう、
庭野AN目線の話題を毎週お届けしていきます!
 
水曜日は「八幡淳のスポーツプレゼンス」
臨場感あふれるスポーツの情報・話題・歴史を紹介していきます!
 
木曜火は「ナガイの北海道生活研究室」
永井ANがいまリスナーと共有したい「北海道の生活情報」を伝えていきます!
 
金曜日は「北海道応援!あやサポ」
上田あやが北海道で頑張る「ひと」にスポットライトを当て、全力応援していきます!
 
STVラジオをradiko.jpで聴く