【物価のゲンバ】値上げの大波が4月から… タレ・油など2030品目のほか、アルコール全般も
様々なものの価格が上がっているいま、物価の最前線で働くみなさんにいまの傾向を伺ってきました。
札幌市北区にあるスーパーです。
4月から1年半ぶりとなる「値上げの大波」がやってくるということです。
(村雨アナウンサー)「4月はまた多くの商品が値上げされるということで具体的には?」
(マルコストアー 山川悟史社長)「タレ類の値上げが今回多くて、よく使われているしゃぶしゃぶのタレ・焼肉のタレ・ジンギスカンのタレも値上げが発表されています」
(村雨アナウンサー)「よく使うタレ製品が値上げされるんですね」
(マルコストアー 山川悟史社長)「いろいろな商品がだいたい(1つ)10円くらいの値上げがきています」
さらにー
(マルコストアー 山川悟史社長)「4月から油関係の値上げがメーカーからきています」
(村雨アナウンサー)「油も上がるんですね」
(マルコストアー 山川悟史社長)「4月の出荷分からは10~15円程度上がる形になっています」
帝国データバンクによると、4月の値上げは4170品目にのぼり、1年半ぶりの値上げラッシュに。
特に値上げ品目が多いのが、タレや油などの調味料で、およそ2030品目にのぼるということです。
こちらの店では、油に関しては3月中に大量に仕入れることで4月も値上げせずに値段を据え置くということです。
調味料に次いで値上げ品目が多いのがー
(マルコストアー 山川悟史社長)「アルコール全般が今回値上げがきています。ビール類・缶チューハイ・ノンアルコールビールも。種類問わず1缶10円くらいの値上げだと思ってもらっていい」
酒類や飲料類はおよそ1220品目が値上げとなります。
さらにー
(マルコストアー 山川悟史社長)「いま人気のある商品の中でいきますとサラダチキン。1パックで10~15円(の値上げ)ということでメーカーからきています」
また、「ちくわ」や「カニカマ」といった水産加工品も4月から1パック10円ほど値上げに。
加工食品はおよそ660品目が値上げとなります。
(村雨アナウンサー)「これらも冷蔵庫に入っている頻度が高いものですから厳しいですね」
(マルコストアー 山川悟史社長)「(野菜や肉の値段が高騰する中)こういう商品を上手に料理に使って節約されている方も多いが、そういう商品が上がるのは一番ダメージが大きい」
そして乳製品も値上げになるということです。
(マルコストアー 山川悟史社長)「今月、雪印メグミルクの商品が値上げになったが、4月からは他のメーカーのチーズ類も値上げになります。チーズ関係だと1個20~30円は上がりますね」
(村雨アナウンサー)「これはかなりの上げ幅ですね」
(マルコストアー 山川悟史社長)「あと4月から麺類も値上げになります」
生めんは1袋6円から10円以上の値上げに。
さらに世界的なカカオ豆やコーヒー豆の不作で、インスタントコーヒーも1つ200円ほどの値上げになるということです。
4月にやってくる値上げラッシュ。
家計のやりくりはさらに厳しくなりそうです。