路面電車も運転士不足で減便 運行間隔1~2分延長へ 5月1日からのダイヤ改正 札幌市
札幌の路面電車を運行する札幌市交通事業振興公社は、5月1日のダイヤ改正で平日1日の運行本数を例年より20便程度減便すると発表しました。
深刻な運転士不足が理由です。
札幌の路面電車は、夏の期間に合わせて毎年ダイヤ改正が実施されます。
5月1日のダイヤ改正では、平日の運行本数を当面の間、例年のおよそ1割にあたる1日20便程度減便します。
運行間隔は1分から2分延びるということです。
運転士の退職が相次ぎ、定員の73人から10人不足していることが理由です。
(札幌市交通事業振興公社 烝野直樹事務局長)「休日に出ることの負担と心身の疲労で運転手に負荷がかかっている。日ごろから札幌市電の利用者にご不便をおかけすることになり、大変申し訳なく思っています」
札幌市交通事業振興公社は2025年度から、職員の基本給を平均9.3%アップするなど運転士の負担軽減に努め、人員の確保に取り組むとしています。
03/21(金) 16:22