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ノースサファリ335頭の移動先めど立たず 札幌市「引き続き計画の詳細を提出するよう求める」

【画像解説】動物の移転先に注目集まる 640頭の動物たちはどうなる?

(保健所生活環境課 長野彩子課長)「令和6年12月末時点での飼育動物数が640頭、これらの動物を令和6年度末までに移動済みであるとして210頭が移動済みと報告」

札幌市は3月31日の会見で、札幌市南区の動物園「ノースサファリサッポロ」から提出された動物の移動計画書の内容を明らかにしました。

(保健所生活環境課 長野彩子課長)「きょうまでに約3分の1の動物を搬出したことについては一定の評価をしたいが、これから実態を確認しなければなりませんし、市から求めていた動物ごとの詳細な情報は記載されていないので、今後引き続き計画の詳細を提出するように求めるとともに、立ち入りやヒヤリングでも確認を行っていく予定」

計画書によりますと、ノースサファリサッポロの動物数は2024年末の時点で640頭。

このうち、31日までに210頭を施設外に移動させていて、2026年度には95頭が移動予定だということです。

残る335頭の移動先にめどは立っておらず、2027年度以降で調整するとしています。

「ノースサファリサッポロ」は無許可で建物を建て営業するなどの法令違反が発覚し、2025年9月末までに閉園する方針を明かにしていました。

札幌市は、飼育されている150種以上の動物たちの移動に関する計画書を31日までに提出するよう求めていましたが、28日にメールで提出があり、31日朝、正式に受理したということです。

札幌市は引き続き詳細な移動計画書の提出を求めるとともに、動物園への立ち入りや聞き取りなどを通じて、実際に動物が移動したのかなどの確認を行う予定です。

03/31(月) 18:24

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