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札幌市役所はどうなる?「職員26%が庁舎外で勤務は驚き」費用削減や効率化には“建て替え”最適

老朽化が進む札幌市役所・本庁舎について、有識者による検討会は「建て替え」が最適とする意見書を提出しました。

秋元市長が受け取ったのは、本庁舎の「建て替え」が最適とする意見書です。

札幌オリンピックの直前、1971年に完成した札幌市役所・本庁舎。

当時は市内で最も高いビルでした。

竣工から54年…

本庁舎は老朽化が進んでいて、有識者による検討会が「建て替え」と「改修」のどちらがよいか議論を進めていました。

重要視されたのは、建築当時より市の職員が増えていることです。

現在、庁舎に入りきらなくなった部局は周辺の民間ビル6棟に分散していて、年間の賃料は5億8000万円にのぼります。

費用の削減や効率化のため、より広い庁舎を建て機能を集約する必要があるとされたのです。

(札幌市役所本庁舎あり方検討会 石橋達勇座長)「26%の職員が庁舎の外で働いているのが個人的には驚き。そこをなんとかしないといけない。検討するうえで優先順位が高いのかなと」

(金澤記者)「市役所のすぐ近くにあるNHK跡地が建て替え候補地として有力視されています」

新庁舎の建て替えが決まった場合、計画の着手から整備完了までおよそ9年2か月かかる見込みです。

建て替えにかかる総工費や着工時期は未定で、札幌市は意見書をもとに基本計画を策定する方針です。

04/11(金) 19:13

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