北海道美唄市で４月３日、シカを駆除するために山に入った男性ハンターがクマに襲われ、重傷を負った事故で、救助に駆けつけた救急隊員が取材に応じ、当時の緊迫した状況を語りました。

（美唄市消防署　山﨑泰救急隊長）「頭と顔に大きな外傷を認めるような状態です」

「鋭利な刃物で切れた傷というよりは強い力が加わって、傷口も挫滅したような深い大きな傷が見受けられました」

緊迫した当時の状況を振り返るのは、救助に駆けつけた救急隊員です。

美唄市で３日午後、シカを駆除する目的で1人で山に入った76歳の男性ハンターがクマに襲われ、顔などに大けがをしました。

男性は聖化溜池の近くで襲われ、近くの会社に駆け込んで救助を求めたということです。

（美唄市消防署　山﨑泰救急隊長）「顔の右側が大きなけがだったので、きちんと話せる状態でなかった。口とかも(傷が)つながっているような状態」

美唄市はクマが出没した場所に看板を設置したほか、きょうは現場につながる市道に職員が立ち、通行車両に注意喚起を行っています。