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【マイナ免許証を解説!】メリットの一方、懸念点も… よく理解したうえで切り替えを!

記者が“運転免許証”から“マイナ免許証”への切り替え手続きをしてみると…

【マイナ免許証】ICチップに免許情報を記録 

「マイナ免許証」は、運転免許証の免許情報をマイナンバーカードのICチップに記録する仕組みで、見た目はマイナンバーカードと変わりません。

行政手続きの効率化を目的として導入されたものですが、マイナ免許証の取得や切り替えは義務ではなく任意で、

・従来の免許証のみ

・マイナ免許証のみ

・2枚持ち

の3パターンから選ぶことができます。

マイナ免許証で免許情報を確認するには、スマートフォンの専用アプリなどでの読み取りが必要です。

【メリット】これまでより手続きが簡単に!

マイナ免許証にすることでいくつかのメリットがあります。

①住所変更の際は役所に変更を届け出れば、警察への届け出は不要です。

②更新手数料も従来の運転免許証が2850円になるのに対し、マイナ免許証は2100円と750円安くなります。

③免許更新時の優良または一般運転者講習を、スマートフォンやパソコンで事前に受講できます。

【懸念点】再交付やレンタカー利用で注意必要

さまざまなメリットがあるマイナ免許証ですが、注意すべき点もあります。

①運転免許証のように免許情報が記載されないため、有効期限切れなどに気をつけましょう。

②紛失した際に運転免許証は即日発行できますが、マイナ免許証の再交付には早くても1週間ほどかかるようです。もちろん、その間は運転できません。

③多くのレンタカー会社やカーシェアリングサービスでは、マイナ免許証にまだ対応していません。

【有効期限に注意!】マイナ免許証への更新時期は?

さらに、マイナンバーカードの有効期限にも注意が必要です。

現在のシステムでは、マイナ免許証を取得したあとにマイナンバーカードの有効期限が切れて更新した場合、免許情報が引き継がれずに消えてしまい、再び警察署などでの手続きが必要となります。

そのため、手続きが完了するまでの間は免許不携帯の状態となり、運転することができません。

警察庁は秋ごろに、マイナンバーカードの発行時に運転免許証の情報を書き込めるシステム改善を行う予定で、取材した道警の谷内宏彰警部は、「秋ごろまでにマイナンバーカードの期限が切れる場合には、更新後にマイナ免許証の手続きをしてほしい」と注意を呼びかけています。

03/24(月) 19:08

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