これから山菜採りシーズン 春グマと遭遇しないためには 北海道にも春…クマ目撃相次ぐ
4月5日、北海道美瑛町の観光地「青い池」のすぐ近くで撮影された映像です。
そこには、1頭のクマがシカをくわえて引きずっている様子が映っていました。
警察や町によりますと、目撃されたクマの体長はおよそ1.5メートルで、「青い池」までおよそ200メートルのところでもクマの足跡が見つかったということです。
その後の調査で、「青い池」からおよそ1キロ離れた「しろがねダム」の近くまでクマが移動した痕跡があったことから、「青い池」の閉鎖はしていませんが、当面は警察やハンターが周辺をパトロールする予定です。
また、5日には弟子屈町の道道でも、クマがシカのようなものを食べている様子が目撃されています。
目撃した人によりますと、クマは車が近づいても逃げる様子はなかったということです。
一方、目撃情報は7日の札幌市内でもー
(吉岡記者)「クマはこの茂みの方向から現れ、道路を横断して斜面の方向へ登っていったということです」
午前6時ごろ、札幌市西区小別沢でクマ1頭の目撃情報がありました。
警察によりますと、車の運転手が目撃したクマは体長およそ1メートルで、南方向から北方向へ道路を横断していったということです。
また、5日には札幌市南区の定山渓でも体長およそ1メートルのクマが目撃されるなど、道内では春グマの目撃情報が相次いでいます。
4月3日には男性ハンターがクマに襲われ、重傷を負う事故も発生しています。
冬眠から目覚めたクマの動きが活発になる春。
山菜採りなどで山に入る際はより一層注意が必要です。
これから多くなるのが、山菜を採りに山に入って冬眠から目覚めた春グマと遭遇するケースです。
山に入る場合は、
・鈴などで音を出して自分の存在を周囲に伝える
・1人より複数人で行動する
・クマ撃退スプレーの携帯
などの心がけや備えが必要です。