【コンサドーレ】後半AT 家泉の劇的弾で今季ホーム初勝利!家泉選手&岩政監督インタビューも

5日(土)J2リーグ第8節 いまだホームで勝利のない北海道コンサドーレ札幌は、徳島ヴォルティスと対戦。
試合は序盤から両者激しい攻防を繰り広げる中、最初にチャンスを作ったのは徳島でした。
前半15分、コーナーキックのこぼれ球をPA外から強烈なシュート!
しかし、ここは徳島県出身でヴォルティスのアカデミー育ちのGK中野がビッグセーブ!先制点を許しません。
すると、徐々に攻勢にでる札幌。
前半22分、バカヨコが前線からプレスをかけボールを奪うと、近藤から白井へとつなぎ、PA外からシュートもわずかに枠を捉えることができません。
前半39分、左サイド青木がクロスをあげ、ゴール前のこぼれ球に反応したバカヨコシュートを放つも、今度はクロスバー直撃。
さらに前半44分、札幌のコーナーキック。
ニアサイドに飛び込んだ馬場が頭でそらすと、ファーサイドの白井がヘッド!
しかしここも、わずかにゴール上。
今季初スタメンとなった白井、その相方となったバカヨコの2トップが、存在感を見せます。
試合はスコアレスのまま後半へ。
ホーム初勝利を目指す札幌と今季初の連勝を狙う徳島のデュエルは、さらにヒートアップ。
試合終盤の41分には徳島にレッドカードが出るなど、この試合両チーム合わせて8枚のカードが飛び交う激戦に。
両者譲らず、このまま終了と思われた後半アディショナルタイム。
途中出場の札幌・長谷川が左サイドからクロスをあげると、中央に飛び込んだ家泉が頭で合わせ決勝ゴール!
徳島DFのマークをもろともしない打点の高さと強さを見せつけた、見事なヘディングで1対0。
岩政監督もベンチを飛び出し、選手らとともに歓喜に加わる劇的な展開で、札幌が待望の今季ホーム初勝利を手にしました。
(岩政監督)「ホーム3戦目までホーム初勝利がかかってしまったことを、率直にサポーターには申し訳ないと思う。とはいえ、サポーターと次の戦いを描けるような試合ができた。スコアレスで動いていたが、狙っていたことはほとんど表現できていた、チャンスも作っていた。素晴らしい内容だったと思う。これだけのことができる選手たちなのに、それをここまでさせてあげられなかった私の責任は重いと感じている。ここからの30試合、私はきょうのようなゲームを続けるということに向かっていきたい」
(家泉選手)「これまでホームでは、観ていて面白くない試合をしてしまっていた。勝てて良かったと思う。サイドからクロスが上がってくることはわかっていた。良いボールを決められて良かった。ただただ嬉しかった。(初めてのヒーローインタビュー)アドレナリンもめっちゃ出ていたので、特に緊張はなかった。気持ちよかった。きょう勝ってもそんなに順位は変わらないし、きょう勝ったからOKではない。ここから連勝を続けて、もう負けられないという気持ちで、あすから修正と改善をしていきたい」