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異常気象から命を守る

  • 大雨への備え

大雨警戒レベルとは

  • 大雨警戒レベル
■レベル5「緊急安全確保」■
最も危険性が高い「命の危険」があることを示す情報で、命を守るための最善の行動を強く求めるものです。避難する時間がなかったり、すでに外に避難することが危険だと感じたりした場合には、近くの比較的丈夫な建物や自宅の2階以上、山の斜面からできるだけ離れた部屋に避難するなど、状況に応じて命を守る行動をただちに取ってください。
【川の氾濫・決壊】
もうすでに家の周りで浸水が始まっている場合は、無理に外に避難せず、自宅の2階や3階、場合によっては屋根の上に避難することも命を守る方法の1つです。
【土砂災害】
自分のいる場所が被害を受けていなくても、土砂災害警戒エリアの中にいると、今後、災害に巻き込まれ命を落とす危険があります。ただちに避難してください。もし、もう避難できない場合にはできるだけ斜面から離れた場所にいるようにして下さい。1階より2階のほうが土砂災害が起きた時に助かる可能性が高くなります。

■レベル4「避難指示」■
浸水想定エリアや土砂災害警戒エリアに住む人は、全員ただちに避難所や安全な場所に避難してください。次の「レベル5」になってからの避難ではもう手遅れです。今なら逃げられると考えて、ただちに安全な場所に避難してください。
【川の氾濫・決壊】
この先、川の水が堤防からあふれたり堤防が決壊したりした場合は、家の周りや道路が浸水し逃げることが難しくなる恐れがあります。今のうちに、ただちに安全な場所に避難するようにしてください。
【土砂災害】
斜面から濁った水が流れ出たり、小石が転がってきたりする場合や、あたりに土のにおいが立ちこめている場合は、特に、土砂災害が差し迫っている可能性があります。警戒エリアにいる人は、すぐに安全な場所に避難するようにしてください。
【夜の場合】
夜の避難は、あたりが暗いため周囲の状況が把握できず、逆に危険な場合もあります。外の様子をみて避難することが危険だと判断した場合には、家の2階で過ごすなど少しでも安全な場所で身を守るようにして下さい。

■レベル3「高齢者等避難」■
移動に時間がかかる人が避難を始めるタイミングであることを示すものです。高齢者や小さなお子さんがいるご家庭では、早めに避難を始めて下さい。その他の人は、避難の準備を進めましょう。
(NNNNEWS)

線状降水帯の予測情報

線状降水帯の予測情報が変わります
2024年5月、気象庁は線状降水帯の発生が半日後に予測された場合、より細かい地域単位で情報を発表する運用を始めました。

北海道の場合は、これまで「北海道地方」という単位で発表されてきました。

変更後は、
 ▼宗谷地方
 ▼上川・留萌地方
 ▼網走・北見・紋別地方
 ▼釧路・根室・十勝地方
 ▼胆振・日高地方
 ▼石狩・空知・後志地方
 ▼渡島・桧山地方
の7つの地域ごとに分けて発表され、大雨への警戒が呼びかけられます。

内水氾濫に注意

内水氾濫とは
札幌市のハザードマップに、新しく「内水氾濫」の避難地図も追加されています。

「内水氾濫」とは、大雨により下水道などで雨が排水しきれないことで起こるものです。
雨水が地上にあふれ道路などにたまり、宅地に流れ込み建物が浸水します。

短時間であっても、強い雨が降った場合にも起きる氾濫で、ハザードマップを見て備えることが大切です。
(STVNEWS)

土砂災害の前兆現象に注意

【土砂災害の前兆・斜面では】
過去の経験から現象が発生する直前に感じられるものとして知られています。
■がけ崩れの前兆現象■
・がけにひび割れができる
・小石がパラパラと落ちてくる
・がけから水が湧き出る
・湧き水が止まる
・湧き水が濁る
・地鳴りがする
■地すべりの前兆現象■
・地面がひび割れたり陥没したりする
・がけや斜面から水が噴き出す
・井戸や沢の水が濁る
・地鳴り、山鳴りがする
・樹木が傾く
・亀裂や段差が発生する

土砂災害の前兆・川では

【土砂災害の前兆・川では】
■土石流の前兆現象■
・山鳴りがする
・急に川の水が濁り、流木が混ざり始める
・腐った土のにおいがする
・雨が降り続いているのに川の水位が下がる
・立木がさける音や医師がぶつかりあう音が聞こえる

しかし、実際には現象自体が発生している場合も多く、避難するための猶予はほとんどないものと考えてください。「様子がおかしいな」と感じたら、ただちに避難行動をとってください
(内閣府)

大雨…危険を感じたら

危険を感じたら…
 避難指示等が発表されていなくても、危険を感じたら避難行動をとってください。大切なことは「自分で判断する」ということです。
●立ち退き避難を行う場合は、早めの避難を基本とします。市町村が指定する「指定緊急避難場所」や、ハザードマップによる人的被害のおそれがない場所(親族や親せき・友人宅等)であれば、避難者自らの判断で避難することも可です。
●浸水等のおそれのない場所までの移動ができない状況では、自らの判断で「近隣の安全な建物」(民間のマンション等)に緊急的に退避することもありえます。そのため、平時から適切な退避場所を確認しておくことが必要です。
●外出すら危険な状況では、自宅内の上層階で山からできるだけ離れた部屋等に移動するようにしましょう。
(内閣府)

雨の強さ

【雨の強さ】
 雨の強さで屋外のようすや人への影響はどのようなものなのでしょうか。
・1時間あたりの雨量が10〜30ミリでは、地面一面に水たまりができ、特に20ミリを超えるとワイパーを速くしても見えづらくなります
・30〜50ミリでは、バケツをひっくり返したように雨が降ります。また、道路が川のようになり、車の高速走行時に車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが利かなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起きることがあります。
・50ミリを超えると、滝のような雨になります。また、水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界は悪く車の運転は困難になります。
・80ミリを超えると、息苦しくなるような圧迫感、恐怖感があります。
(気象庁)

風の強さ

【風の強さ】
 風速データはどの程度の体感なのでしょうか。
・最大瞬間風速20メートルを超えると風に向かって歩きにくいレベル。
・30メートルは何かにつかまっていないと立っていられないレベル。
・40メートルになると、屋外での行動が極めて危険となっています。
行動や避難の目安にしてください。
(気象庁)
  • 竜巻・突風から身を守る

竜巻が発生するとき

竜巻のサイン
竜巻が発生しやすい状況になると、気象庁から「竜巻注意情報」が発表されます。
その際、身の回りで、
●真っ黒い雲が近づき急に暗くなる
●雷が発生する
●冷たい風が吹き始める
●大粒の雨や「ひょう」が降り出す
このような状況をひとつでも確認したら、竜巻が近くで発生する可能性があるので、頑丈な建物の中に避難してください。

竜巻から身を守るには

竜巻から身を守る
避難する際の注意点です。
●物置や車庫などには避難しないでください
 飛ばされる可能性があり危険です
●家の中にいる場合は、すぐに窓やカーテンを閉めてください
●家の1階の窓のない部屋に避難してください
(STVNEWS)