2024年度 第6回 番組審議会議事概要
「NNNドキュメント’24 クマージェンシー 〜 ヒトとクマの距離感〜」について
1.日 時:2024年10月22日(火)午後4時00分〜午後5時00分
2.場 所 札幌テレビ放送会館 アネックス7階 A会議室
3.出席者
[審議会委員]
齋藤 一朗 委員長
伊藤 千織 委員
小島 達子 委員
鈴木 博之 委員
村尾 新一 委員
山川 桂祐 委員(以上6名)
[会社側代表]
井上 健 代表取締役社長
今村 司 取締役副社長
金子 長雄 取締役 報道局・コンプライアンス推進室担当
木戸 弘士 取締役 制作スポーツ局長
加藤 尚道 執行役員 コンプライアンス推進室長
須藤 剛司 編成局長
越後谷 享史 報道局長
[会社側参与]
宮本 亮二 報道局次長兼報道部長
[特別 出席]
水谷 潤子 報道局報道部プロデューサー
[事 務 局]
渡邊 泰徳 番組審議会事務局長
鈴木 圭介 番組審議会事務局
千葉 雅子 番組審議会事務局
齋藤 一朗 委員長
伊藤 千織 委員
小島 達子 委員
鈴木 博之 委員
村尾 新一 委員
山川 桂祐 委員(以上6名)
[会社側代表]
井上 健 代表取締役社長
今村 司 取締役副社長
金子 長雄 取締役 報道局・コンプライアンス推進室担当
木戸 弘士 取締役 制作スポーツ局長
加藤 尚道 執行役員 コンプライアンス推進室長
須藤 剛司 編成局長
越後谷 享史 報道局長
[会社側参与]
宮本 亮二 報道局次長兼報道部長
[特別 出席]
水谷 潤子 報道局報道部プロデューサー
[事 務 局]
渡邊 泰徳 番組審議会事務局長
鈴木 圭介 番組審議会事務局
千葉 雅子 番組審議会事務局
4.議題
(1)「NNNドキュメント’24 クマージェンシー 〜ヒトとクマの距離感〜」
(2)放送番組の種別の公表に関する報告
(3)BPO報告・視聴者対応状況について
(3)BPO報告・視聴者対応状況について
5.議事の概要
2024年度第6回番組審議会が10月22日に開かれました。議題の7月21日に放送した
STVと秋田放送の共同制作全国ネット番組「NNNドキュメント’24 クマージェンシー
〜ヒトとクマの距離感〜」について、各委員から以下のご意見を頂きました。
◇近年大きく変化した人とクマの距離感とを正面から問いかけたという意味でタイムリーな
企画である。秋田放送との共同制作で本州のツキノワグマも番組対象に取り入れるという
ことで、番組の幅や全国的な視聴者の関心も広がりやすくなったと思う。
◇報道の情報性というところでは、やや弱い部分があったと思うが、人間とクマの自然を含め
たあり方全般を問うという、視聴者に考えを投げかけるという意味でいい番組だなと思った。
◇クマの話をする時、情緒論になったり怖い目に合った経験論になってしまうが、この番組は
もう少しファジーな境界の曖昧な部分を提示してくれたと感じた。
◇頭や顔を積極的に襲ってくるというような、実際に被害に遭った人たちの証言も非常に説得
力があり、万が一に備える一助になると思う。
◇クマを射殺するシーンを外して映さなかったのは、演出というわけではないと思うが、ここ
の判断は正解で、結果として、生命の尊厳に対する敬意を番組制作側が持って作っていると
いう表現となっていた。
◇クマを寄せ付けないタスクの紹介の中で、国の田んぼを畑に替える減反政策のことを指して
いると思われるが、そうした背景や経緯についてもう少しナレーション等で補足説明がある
と、より伝わったと思う。
◇「アーバンベア」問題について。一部の生活とも非常に深く関わりのある問題であり、もう
少しわかりやすく問題点を整理してほしい。さらに我々市民がどのように問題を考えていけ
ばよいのかという点をもっと深掘りしてほしかった。
◇視聴者が問題の本質になかなかたどり着けない、安易に印象の大きな映像を使えばよいと
考えているのではと疑ってしまうような構成になってしまっていると感じた。
◇人間の生活が脅かされるという意味でのエマージェンシーなのか、あるいは自然界の中での
クマと人との関係性が危うくなっているという意味でのエマージェンシーなのか、おそらく
見る人の立場によって問題の捉え方が違ってくるのではと思う。
◇クマは悪い動物ではないことを伝えたかったのが番組コンセプトの一つとのことだが、襲わ
れた人の傷口のアップなどの衝撃的なシーンにより、1 回だけ番組を見た人にとっては「ク
マはものすごく怖い生き物」ということだけが印象として残る番組になってしまっていたの
では。
◇次はSTV単独企画の続編として、北海道民の問題として深掘りした特集を組んでほしい。
このほか「放送番組の種別の公表に関する報告」「9月〜10月の視聴者対応状況」
についての説明、および「BPO報告」を案内して終了しました。