2024年度 第9回 番組審議会議事概要
「どさんこドキュメント 脱落の真相 タイヤに奪われた日常」について
1.日 時:2025年2月25日(火)午後4時00分〜午後5時00分

2.場 所 札幌テレビ放送会館 アネックス7階 A会議室

3.出席者
[審議会委員]
赤尾 洋昭 副委員長
伊藤 千織 委員
小島 達子 委員
鈴木 博之 委員
日比 菜月 委員
村尾 新一 委員
山川 桂祐 委員(以上7名)
[会社側代表]
井上 健 代表取締役社長
金子 長雄 取締役 報道局・コンプライアンス推進室担当
木戸 弘士 取締役 制作スポーツ局長
加藤 尚道 執行役員 コンプライアンス推進室長
越後谷 享史 報道局長
[会社側参与]
宮本 亮二 報道局次長兼報道部長
[事 務 局]
渡邊 泰徳 番組審議会事務局長
千葉 雅子 番組審議会事務局
赤尾 洋昭 副委員長
伊藤 千織 委員
小島 達子 委員
鈴木 博之 委員
日比 菜月 委員
村尾 新一 委員
山川 桂祐 委員(以上7名)
[会社側代表]
井上 健 代表取締役社長
金子 長雄 取締役 報道局・コンプライアンス推進室担当
木戸 弘士 取締役 制作スポーツ局長
加藤 尚道 執行役員 コンプライアンス推進室長
越後谷 享史 報道局長
[会社側参与]
宮本 亮二 報道局次長兼報道部長
[事 務 局]
渡邊 泰徳 番組審議会事務局長
千葉 雅子 番組審議会事務局
4.議題
(1)「どさんこドキュメント 脱落の真相 タイヤに奪われた日常」
(2)BPO報告・視聴者対応状況、他について
5.議事の概要
2024年度第9回番組審議会が2月25日に開かれました。議題の2月2日に放送した
STV制作「どさんこドキュメント 脱落の真相 タイヤに奪われた日常」について、各委員
から以下のご意見を頂きました。
◇放送を見て被害者家族の現状を知り、事故の重大さというのをより強く感じとれた。加害者が
逮捕、起訴されて終わりではないということ、普段のニュースだけではわからない被害者家族
の苦悩が伝わってきた。
◇タイトルが内容にすごく合っていた。また、被害者の父親の日常を通じて、被害者側に終わり
はなく、今後も変わってしまった悲しい日常が続いていくという父親の心情をナレーションが
見事に表現していた。
◇ご家族の苦しみ、加害者の責任はどうなっているのか?司法の課題であると言及した点、社会
に対する問題提起がされていて非常に硬派なドキュメンタリーだった。
◇専門家の方が脱落の真相部分に迫る形で、危険性や改造車についての CG を使って説明してい
たのが視覚的にもわかりやすく、問題点がどういうことなのか、情報としてとても整理されて
いて、丁寧に作った番組との印象を持った。
◇本来なら車検が通らないような仕様であるとか、普通の業者が販売していない部品をネットで
裏調達しているとか、車検が通った後に改造していたのでは、といった指摘をしていたが、独
自取材と分析で真相に迫ろうとするのは、報道機関の重要な使命であると思った。
◇事故の原因となった不正改造のスペーサーに、専門家のコメントも含めて肉薄しているところ
はかなり鋭い切り口だった。担当記者の問題意識の高さと、この事件に対する情熱、熱量を感
じる作りになっていて、大変見応えのある番組だった。
◇番組冒頭の映像が長めで、「脱落の真相」の本編に行き着くまでに時間がかかっていたため、冒
頭が少し緩いかなという印象を持った。
◇そもそも不正改造そのものをもっと厳しく取り締まりできないのはなぜなのか、司法の壁とい
った問題点をもう少し掘り下げてほしかった。
◇どんな裁判が行われているかとか、どんな量刑だったのかとか、そういう公判の中身の説明も
あったらよかったと思う。
◇加害者がどういうふうに受け止めて過ごしているのか、反省しているのか、罪を認めているの
かどうかというところについても、知りたいと思った。
◇こうしたドキュメンタリーを多くの方に見てもらうことで、二度とこのような事故を起こさな
いよう、悲しい事故の再発防止につながっていくことを願う。
◇このような番組を通して、社会に発信するマスコミの影響力は今もなお大きいと感じた。
◇今はとにかく、加害者にしかるべき刑罰が下ること、法の見直し、そしてなにより被害に遭わ
れた娘さんの意識が戻ることを本当に祈りたいと思う。
◇交通事故は誰でも加害者になりうるし、加害者の人生にとっても、取り返しのつかない重荷を
背負うことになってしまうという警鐘を視聴者に向けて鳴らすことになったのではないか。
このほか「1月〜2月の視聴者対応状況」、および「BPO報告」について説明し、終了し
ました。