北海道内ではSNSを介して知り合った人物から「動画のスクリーンショットを送ればお金になる」といった副業から、現金をだまし取られる特殊詐欺が相次いで発生しています。

札幌市では厚別区に住む40代の女性が2024年9月10日ごろ、副業をテーマにした動画を閲覧後、そこで知り合った人物から「動画のスクショを送ればお金になる」といった副業の話を持ちかけられました。その後FX投資の話も持ち掛けられ、10日から12日までの間に約118万円をだまし取られました。

オホーツク総合振興局管内に居住する20代の男性も9月11日、SNSで広告動画を閲覧した後、女性を名乗る人物から「高収入の仕事」などと参加費名目で19万円をだまし取られました。その後、業務として「動画のスクショを送ること」を行い、成功報酬として8000円が振り込まれたということです。

旭川市に住む50代男性は、ことし（2024年）6月、SNSで知り合った人物から「Youtube動画を見ている画面をスクショして送ればお金になる」という副業を斡旋するメッセージを送られてきました。6月30日から8月1日までの間、その業務を従事していたところ、入金を伴う課題に挑戦させられ、現金約20万円をだまし取られました。

警察は「安易な儲け話には注意」「SNSで知り合った相手から現金などを要求された場合は、警察に相談してください」と注意を呼びかけています。