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これまで北海道で被害発生はないが…“ヘテロシグマ・アカシオ”を確認 爆発的増殖すると被害も

北海道は、釧路港内で赤潮の発生が確認されたと発表しました。

2024年7月28日午前10時ごろ、釧路港内で海水が赤く色づいているのが見つかり、釧路水産試験場が顕微鏡検査したところ、「ヘテロシグマ・アカシオ」が確認されました。

1ミリリットルあたりの密度は、釧路市漁協前で49万5000細胞、マリントポス前で24万8000細胞という高い密度だったということです。

道によりますと、ヘテロシグマ・アカシオは爆発的に増殖すると養殖魚などに被害を与えることがあるため、西日本などでは注意報の対象種とされていますが、道内ではこれまで同種による漁業被害が発生した事例はないということです。

今回の赤潮による被害も、現時点では確認されていません。

海からの風で赤潮が港内の入り組んだ場所に寄せられて増殖したとみられていて、影響は限定的としながらも、道は釧路管内の自治体と漁協に対して注意喚起しました。

※画像提供:道総研

07/30(火) 12:01

北海道