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【母親裁判詳報②】半年ぶりの肉声…瑠奈被告の“ドールへの執着”「娘にとっては心のあり所」

【画像】半年ぶりの肉声…瑠奈被告の“ドールへの執着”

親子3人が逮捕・起訴されたすすきののホテル殺人事件で、母親の7回目の裁判がきょう(2024年12月12日)午前11時から始まりました。

12日は、弁護側の被告人質問が行われていて、被害者家族に対し浩子被告は、「深く申し訳ないと思う」と述べました。

浩子被告が法廷で証言するのは、初公判以来、半年ぶりです。

【弁護側の質問】

▼自宅には足の踏み場も…

Q)ゾンビ妄想がでてから、なぜそうなかったのかや、今後のことを修被告と話したことはあるか

A)2人で対策を練ったことはない。私は娘と対峙している時になんとかしたいとは思っていた。(娘のことを)否定するのはよくないという共通認識はあった

Q)浩子被告は瑠奈を甘やかしていて、瑠奈に言われるがままになっていたと言われているが、瑠奈被告に文句などは言わなかったのか?瑠奈被告をとめたことはあるか

A)娘が起きてから修さんが帰ってくるまで長時間一緒にいるので、娘が安定している時に普通の会話で「ちょっとそれはどうなんだろう」という感じで止めたことはある

Q)具体的には?

A)舌にピアスを入れたい、舌の先を切ってスネークタンにしたいと言われたときに、それはちょっとどうなんだろうみたいな。やめなさいではなく、「舌は敏感な所だから、食事の時に雑菌が入るかもしれないよ」など遠回しに伝えた。タトゥーを入れたいと言われたときは「温泉に行けなくなるよ」など遠回しに言っていた。

Q)自宅には逮捕されたとき、足の踏み場もないくらい物があったが、中学の時、家庭教師が来ていた時はどうしていた?

A)週3くらいで来ていたし、いつ友達が来てもいいように綺麗にしていた

Q)いつから家が汚くなった?

A)18~19歳、20歳くらい瑠奈が死んだと言ってから自分のものを触られたくなくなって、それから雪が降り積もるように物が増えて、少しづつ物が片付けられなくなった。歩く道だけはつくった

Q)(物は)大半は瑠奈のもの?

A)そう

Q)他に瑠奈の物は?

A)物を作るのが大好きな子だったので、ビーズや天然石など私が持ち上げられないような大きなパワーストーン、水晶などそういうものを集めていた。直近では古着のようなもの。気晴らしにゲームセンターにいくこともあって、ぬいぐるみも色違いなどで集めていた。加速度的に近年増えてきた

Q)片付けられなかったのは瑠奈さんが怖かったから?それともそれ以外?

A)たくさん買うことが娘の心を安定させていた。心掛けて安定していることが1番だった。瑠奈のフリースクールの2つ上の女子の先輩が突然自殺することがあった。命が簡単になくなってしまうことを感じた。何がきっかけで突然命が失われるのか分からないと思った。(涙ぐみながら)

Q)瑠奈について、いつ死んでしまうかわからない不安があった?

A)毎日のくらしの中で表面的には穏やかに生きていたが、いつか起きてしまうかもしれないと思った

▼ドールについて

Q)中古のドールを買い始めたのはいつ?

A)何年前かははっきり分かりませんが、新品を買ったとか、そういうことではありません

Q)瑠奈は中古を綺麗にしたいと言いましたか?

A)ネットショップを見て、好きな型番のドールが出品されていて、これはうちで綺麗に手入れしたいと言った

Q)実際にドールを手入れしたことは?

A)バスタブの上でドールを分解して洗って干していて「触らないで」って言われた

Q)新品のドールは指紋をつけちゃいけないので手袋をつけて触っていた?

A)修さんが京都に出張に行っていた際、その場で持ち帰れるドール3体を買って、写真を撮れる場所で撮ってきてと頼まれLINEで(浩子被告から)修さんに頼んだ。その時、修さんから「お店の人が手袋を貸してくれたから大丈夫です」と言われた

Q)家にたくさんのドールがあったのはなぜ?

A)最初は1体を着せ替えしたりしてと伝えていたが、どんどん増えていて、それを問いただすと、娘の周りにはたくさんの魂があって、それの器として必要だと言われた。娘にとってドールは心のありどころ。やめなさいとは言わなかった

浩子被告は初公判で起訴内容を否認していて、「ほう助」という罪が成立するかが争点となっています。

きょうの公判は夕方まで続く見込みです。

12/12(木) 13:41

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