「学校の対応に問題あった」高1男子生徒が上級生からいじめ 暴行や暴言、わいせつ行為 北海道
北海道教育委員会は、道立高校の1年生の生徒が3年生からおよそ半年間にわたって日常的にいじめを受けていたなどとして、いじめの重大事態に認定し、専門家でつくる審議会がまとめた調査報告書を公表しました。
報告書によりますと、いじめを受けたのは道立高校の1年生だった男子生徒です。
男子生徒は2022年6月以降、およそ半年間にわたり、同じ学校の3年生の男子生徒3人から、校舎や寄宿舎内で日常的な暴行や暴言、トイレでの逆さづりや強制わいせつ行為などの被害を受けていたということです。
一方、一部の学校関係者は男子生徒が受けた被害の一端を知っていたにも関わらず、いじめに発展する可能性を考慮しなかったといいます。
(北海道教育庁 斉藤順二 学校安全担当局長)「当時の学校の対応に大きな問題があったことが指摘されています。このことを大変遺憾であると受け止めています」
その後、加害生徒3人のうち2人は強制わいせつの罪、もう1人は暴行の罪で家庭裁判所に送致され、それぞれ保護観察処分を受けています。
10/25(金) 16:18