広い範囲撮影し犯罪抑止へ 東豊線車両に防犯カメラ設置 過去3年で痴漢98件 札幌市営地下鉄
札幌市交通局は、市営地下鉄・東豊線の一部の車両に防犯カメラを設置しました。
利用者からも防犯面から安心の声が聞かれました。
(森永記者)「きょうから地下鉄東豊線の車両内に防犯カメラが設置されました。犯罪や迷惑行為の抑止が期待されています」
札幌市営地下鉄の東豊線です。
一部の車両に防犯カメラが設置され、30日から運用が開始されました。
取り付けられたのは車両内の側面の上部で、俯瞰して広い範囲を撮影することが可能。
1両あたり3台、1編成であわせて12台が設置されました。
市営地下鉄では2024年9月までの過去3年間に、構内や車内であわせて98件の痴漢行為が確認されていて、防犯カメラで車内での犯罪や迷惑行為、マナー違反を未然に防止したいとしています。
(利用者)「絡まれたりする人とかの話を聞いてちょっと怖いなと思う。ひとつでも抑止になればいいと思っています」
(利用者)「(心配なのは)盗難とかスリ。年寄りだからそういう面でいいと思う」
東豊線では2028年度末までに、すべての車両に防犯カメラが設置されるほか、東西線と南北線の車両でも今後、順次設置が進められる予定です。
10/30(水) 18:37