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貨物脱線から初めてJR北海道社長が言及…事故を防げなかったのは「検査のルール設定の問題」

JR北海道の綿貫社長は2024年11月20日の会見で、16日に発生した貨物列車の脱線事故について謝罪しました。

事故を防げなかったひとつの理由として「ルール設定の問題」をあげ、再発防止に向けた取り組みを早急に進めていきたいと述べました。

(JR北海道 綿貫泰之社長)「多大なご迷惑をおかけしたこと深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」

JR函館線で16日に発生した貨物列車の脱線事故では、レールが1メートル以上にわたり破断しているのが見つかり、JR北海道はレールの腐食が原因で起きた可能性が高いとしています。

腐食していたレールは、9月の点検で異常があったにもかかわらず目視するにとどまり、敷板を外して確認していませんでした。

(JR北海道 綿貫泰之社長)「現場の責任ではなく、そういうルールにしていたところで、腹部の腐食に思い至らなかった。ルール設定の問題と認識している。今回の事象に対する対策とすべての安全の取り組みをしっかり前に進めることが私の責務だと考えている」

JR北海道は20日までに、レールが破断した踏切と同じような条件の踏切内22か所で緊急点検を行いました。

今後はさらに検査範囲を拡大し、早急に安全確認を行うとともに、検査ルールの見直しを進めるとしています。

11/20(水) 18:36

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