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高等看護学院の男子学生自殺 遺族が道に損害賠償求め提訴 慰謝料など計約9500万円 北海道

北海道立江差高等看護学院の男子学生が、2019年に自殺した問題で、男子学生の遺族が道を相手取り、およそ9500万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。

訴えを起こしたのは、道立江差高等看護学院に在学していた男子学生の母親です。

訴えによりますと、学院や道は、教員による男子学生へのパワーハラスメントを防止したり、男子学生へのケアや、パワハラを行った教員への指導など、適切に対処する義務を怠ったなどとして、道に対し慰謝料など、およそ9500万円の損害賠償を求めています。

道の第三者調査委員会は、教員によるパワハラと自殺の相当因果関係を認める結論を出し、道は去年、遺族に謝罪していました。

しかし、その後の示談交渉で、道は自殺に関する損害賠償には応じない姿勢を見せたため、母親は提訴に踏み切ったということです。

道は「訴状が届き次第、内容を精査して適切に対応して参りたい」とコメントしています。

09/18(水) 19:00

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