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“核のごみ”調査は進むのか? 住民投票に向け勉強会始まる 片岡町長も出席 北海道寿都町

いわゆる「核のごみ」の最終処分場建設に向けた国の調査が続く北海道寿都町で、住民向けの勉強会が始まりました。

次の調査に向けた議論は加速するのか。寿都町から中継です。

こちらの会館では午後6時半から、核のごみの地層処分などに関する住民向けの勉強会が始まりました。

10人ほどの住民が参加し、片岡春雄町長も先ほど会場に入りました。

勉強会には核のごみの処分事業を担うNUMOは参加せず、町の担当者が文献調査に応募した経緯や処分方法などについて説明します。

2020年から文献調査が続く寿都町・神恵内村は現在、国が取りまとめている報告書案で「次の概要調査の候補地である」と示されています。

寿都町では今後、概要調査の賛否を住民投票で問うことが条例で決まっていて、町にとってこの勉強会は、住民の理解を得るための足場固めとも言えます。

条例では、町長が「住民投票の結果を尊重しなければならない」と定めていますが、最終的な判断は片岡町長にゆだねられている状態です。

また、この勉強会は非公開で行われています。

全国的な議論が必要な問題だけに、町の情報発信のあり方には課題があると言わざるをえません。

この勉強会は町内7か所で開かれる予定で、核のごみを巡る動きが加速するのか注目されます。

06/24(月) 19:02

北海道