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【スキージャンプ】冬の国内開幕戦 男子V佐藤幸椰 女子V岩佐明香 25年札幌W杯へ弾み

スキージャンプ、冬の国内開幕戦となる「名寄ピヤシリ大会」が14日、北海道名寄市のピヤシリシャンツェ(ヒルサイズ100メートル、K点90メートル)で行われ、男子は佐藤幸椰選手(雪印メグミルク)、女子は岩佐明香選手(大林組)が優勝しました。

今回の大会には男女ともワールドカップ(W杯)メンバーは参加せず、葛西紀明選手ら欧州で行われているコンチネンタルカップに出場している選手も参加していません。

【男子】圧巻V佐藤幸椰「来年2月のW杯が最大目標」

最高気温でも氷点下6度と凍てつく寒さの中、22年北京五輪代表の佐藤幸椰選手が圧巻のジャンプを見せます。

1回目、95.5メートルを飛び1位に立つと、2回目は97.5メートルとこの日の最長不倒をマーク。

合計254.0点と、2位と10ポイント以上の差をつけての優勝でした。

(佐藤幸椰選手)「冬のシーズンの開幕戦ということで、去年1回目1位から2回目で1つ順位を下げてしまうということがあったので、1年でそれを払拭することができて良かった。日本のトップ選手はいなかったが、チームとしても初戦を勝つことで勢いに乗ることができるので、優勝できたことは嬉しいし誇りに感じます。1回目は正直”コレをやるからなかなか上に行けないんだな…”という内容のジャンプだったが、コーチと会話し2回目でうまく修正することができた。なかなかこの1年で体現できていなかったことができたので、良い1日になった。あすにつながる結果だった。まだめちゃくちゃ良いという状態ではないが、来年2月の札幌W杯(15~16日開催)が最大の目標。1試合1試合大事だが、一喜一憂せずに目標に向かっている最中。それなりに経験はあるので、心の余裕というかメンタル面は順調にいっている。(自身が所属する)雪印メグミルクのメンバーだけでなく、日本の選手たちを引っ張っていけるように、W杯メンバーが帰ってくるまで覚悟を持ってやりたい」

【女子】岩佐明香が連覇「自信になった1勝」

女子では岩佐明香選手が1回目、2回目と94メートルのジャンプを2本そろえて233.5点を記録し、2年連続の優勝です。

(岩佐明香選手)「優勝できて嬉しい。秋ごろからずっと負けっぱなしだったので、勝つことができてよかった。1回目も自分の中ではまぁまぁ良いジャンプだった。今年はリレハンメル(W杯)から行って来て、きょう飛ぶのはすごく楽だった。(海外などの)慣れない環境とかを意識することもなく自分だけに集中して臨むことができた。秋があまりよくなかったので、12月に1勝できたのは自信になったし、札幌のW杯(来年1月18日~19日開催)に向けて、モチベーション高く望めると思う。技術を高めたいが、そのためには精神的な安定や体のコンディショニングをした上で、技術的なトレーニングをしなければならないと思っていて、今は総合的に自分を高めてこのような大会で力を発揮できるように取り組んでいる。今季は札幌と蔵王のW杯でトップ10に入れるくらい活躍をして、世界選手権(ノルウェー、来年2月~開催)の出場を目指します」

12/15(日) 11:44

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